SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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空気を読むという事

空気を読むという事は、同調するということ。つまり、他人と同じであろうとする姿勢。商売の話で言えば、既に持っているものはいらない訳で、つまり同じものはいらないのである。つまり、空気を読む姿勢の中に他者の物まねが含まれるとするならば、それはいらないものを作る事なのである。あるいは、どこにでもあるつまらないものを作るという事なのだ。
 
お金を儲けたいと思うのならば、人と違う事をしなければいけない。他人と同じ事は既に価値がないから、利益を出そうと思えば違う事をするべきなのである。つまり、あえてKYになる必要があるのである。例としてWiiを見てみよう。Wiiは毎回飛躍的にスペックアップするというゲーム機の従来からある技術トレンドという「空気」を無視した。スペックを抑えて、逆に独自のコントローラーを作る事によって新しい価値を生み出した。だが、売れるかどうか分からない。それがKYの悲しさなのだ。支持される保証がないから。しかし、結果は大成功だった。
 
つまり、私が提案したいのは、空気読めない「KY」ではなく、独自の事をする為に、敢えて空気を無視する「KM」(空気無視)を提案したい。要するに同調しないという事である。空気ばかり読んでオリジナリティのない価値観に振り回されていたら駄目なのだ。
 
空気無視「KM」は、空気は読んでいるけれども、敢えてそれに同調せず、独自の路線を貫き、新天地を開拓する精神として定義した。反骨精神の現代版である。WiiiPhoneも「KM」である。同調せずに独自の路線を貫き、批判を恐れず前に進む。この姿勢が他にはない価値を生み高い競争力を生む事がある。そういう価値観を「KM」(空気無視)という言葉に込めたい。
 
昔のソニーも「KM」だった。今ではすっかり、その姿はなくなってしまったけれど。空気を読みまくりながら前に進む文系な会社になってしまい。理系で理論武装して、空気なんぞどこ吹く風という梁山泊的なところはなくなってしまったのは寂しい限りだ。ソニ〜早くもどってこ〜い。
 
もっと言えば、「KM」は従来の「古い空気」を捨て、「新しい空気」に入れ替える為の価値観と言える。つまり、換気をして世の中を空気を変化させる。そういう事なのだ。駄目だ駄目だと思う空気を無視してみんなで一緒にKMだ〜みたいな感じ。