SKY NOTE

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近い将来のカメラは、3Dで撮影できて薄いのに光学ズームで明るいレンズになる。

Appleが買収した企業の技術や、公表された特許を見ると、近い将来のスマホカメラは従来のカメラの性能や使い勝手を大幅に凌駕するものとなると予想される。キーワードは、薄いのに光学ズームであり、3D撮影できてレンズが明るい。

スマホカメラ
 複眼レンズ
 ・単焦点   →光学ズーム
 ・平面画像  →立体画像
 ・コントラスト→ダイナミックレンジが広い
 球面フォトセンサー(センサーを球面にする事レンズ枚数を減らす)
 ・レンズの厚さ→薄く
 ・暗い    →明るく

1.複眼レンズで3D撮影でき、光学ズームも可能

  • では、最初に複眼レンズについての記事
  • アップルが買収したイスラエルのLinX Imagingの技術は複眼センサを用いて、2〜3倍までの光学ズームと3D撮影を可能とする。それだけでなくセンサーユニットを薄くでき、高感度でダイナミックレンジの広い写真が撮れるという。この複眼センサーをMacRumorがiPhone7plusあたりで採用するのではないかと予想しています。
  • センサーの形態、レンズが2つのものや4つのものがある
  • 3D撮影
  • 高感度・ダイナミックレンジ
  • ただし、3D撮影をするには、非常にハイパワーなプロセッサが必要との事で、そうなると次世代メモリ規格HBM2あたりを搭載したiPhone8〜9あたりで3D撮影機能を搭載してくるかもしれません。このセンサーはアレイ式というもので、明るい映像に適したセンサと暗い映像に適したセンサを組み合わせてソフトウェア処理してハイダイナミックレンジな画像や奥行き情報を取得するという。iPhone7で搭載されると予想される機能は、薄い複眼レンズでズームできて、高感度でダイナミックレンジが広いカメラを搭載したモデルという事になると予想されます。
  • 3D撮影についてはMITが、このセンサよりも、さらに高精度なものを開発しているので、そちらの方を採用してくるかもしれません。内容については、当ブログの過去の記事にまとめてあるので、それを紹介します。Kinectのような複数の偏光レンズから得た画像から光の方向性を割り出して、従来よりも1000倍高精度な奥行き情報を得る事が出来るという。

2.球面センサでセンサ本体は薄く、レンズは明るくなる。

  • 次にAppleが取得した特許からは、センサを球面にして、必要なレンズの枚数を減らす事によって、薄くて明るいレンズが出来るという。最初に紹介した複眼レンズの性能(明暗差)を高めるのに、必要な技術に思える。
  • 球面センサの形状・レンズの構成
  •  
  • 球面センサ 補正処理
  • AppleSONYのセンサーを採用しているが、確か自分の記憶では、SONYでも球面センサーの研究開発をしているとの事だったので、センサーはソニー製のままかもしれない。球面センサーの歪み補正は、今でも広角レンズの歪み補正がされているので、それほど珍しい技術ではない。

まとめ

  • このような新しい技術を組み合わせる事で、デジタルカメラはレンズ部が薄くなり、本体は薄く、複眼レンズ構成で、強力なプロセッサを搭載するという構成になるので、自然にスマホタイプに収斂すると予想される。そして、3D撮影できるカメラがスマホを通じて普及するので、それにつれて3Dディスプレイも普及する事だろう。また、映像撮影に特化したメカニカルな操作系をもったカメラも登場するだろう。では、その未来の技術がどのタイミングで登場するのかと言う事が重要になってくると思うのだが自分が予想してみた。
  • 2016年
  • iPhone 7 plusに複眼レンズセンサーが搭載され出っ張りがなくなる
  • (光学3倍ズーム、高感度・ハイダイナミックレンジ)
  • 2017年
  • iPhone 7s plusに球面センサを搭載
  • (より高感度になる)
  • 2018年
  • iPhone 8 plusに3D撮影機能が搭載される
  • (次世代メモリ規格:HBM2を採用)
  • 自分の予想では矢継ぎ早に、スマホのカメラ性能がアップして、数年のうちに従来のカメラが時代遅れなものになると予想する。特に明るいレンズをうまく使えると、美しい写真や映像が撮りやすくなる。そんでもってズームも出来て3Dでも撮影できると来れば、もはやコンデジいらなくなる。ただ、メカニカルな操作が必要になってくる場合は、iPhoneケースにメカニカルなカメラの操作系がついたアダプターなどが発売されるかもしれない。
  • 全く次元の違う映像体験が出来るカメラが、間近に近づいていると思う。非常に楽しみだが、それが直撃する日本のカメラ業界はどう立ち向かうのかと考えると不安になる。でもユーザーとしては、4Kで3D動画撮影が出来て、ハイレゾ録音が出来るスマホが出てきたら最強だと思う。HBM2を採用する辺りの製品で、そういう事が出来そうだと思う。でも3D映像を見るには、ディスプレイも買わないと見れないので、一緒に買う為にお金を貯めておかねばと思う。スマホを介してカメラとディスプレイの3D化が一気に進みそうだ。そういう状況になれば、写真も3Dが当たり前の時代になるのかもしれない。「えっ!?まだ写真2Dなの?」と言われる時代が来るかもしれない。カラーに対するモノクロ写真のように「平面の方が趣があるんだよ」という会話も出てくるのかもしれない。スマホの3D映像の確認には、ダイナミックパースペクティブが使われ、3D写真の確認にスマホを傾けて確認する風景が見られるようになるだろう。