SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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目標を細分化して実行する重要性

最近、やることが増えてきて、それらを、せっせとやっていると、1日が終わるみたいな日が多いです。そういう中で思ったのが大きな目標のサブセットである小さな目標をこなしていくことの重要性に気づきました。1日、ただ、漫然とタスクをこなしていたのでは、大きな目標に到達できません。そこで、大きな目標を実現する条件、そして、それに対して必要なこと、それらを細分化し、出来る範囲でこなしていき、それらが達成できたらチェックを入れる。そんなタスクモデルに現在なっています。

そして、それを評価する時、最終目標から絶対評価するのではなく、昨日より今日、今日より明日という感じで相対的な進歩を評価していくことにします。というのは、人間の脳というのは報酬が与えられないと、モチベーションが下がってしまうので、モチベーションを維持するのには、相対的進捗を評価する事が重要なのです。最終結果への到達過程は、細分化されたスケジュールに内包されているので、その戦略を信じて、とにかく、サブセットプランを一つ一つこなしていくことに集中する。

やってみて、問題が明らかになったら、それに合わせて計画も変更し、修正を加えていく、このように目標を細分化することで生まれたメリットとは、何かというと、大きな目標をただ漠然と考えてしまうと、人は絶望してしまうのですが、それを細分化し、少しずつ実行していく過程を評価していくと、それらは希望に変わります。つまり、絶望と希望とではモチベーションのレベルが違います。

行動が具体的にになり、そして、実行したことによって、何が正しく、何が間違いなのか明確にわかる。その結果、何をどうすればいいのか、何がダメなのか、わかってくる。よく、具体的な行動をしないで不安に陥るなんてことありますよね。それは、不安の実体が曖昧だからです。五里霧中の中、危険なものが迫っているという世界では不安でたまりませんが、危険なものでもハッキリ見えれば、それらは避けられたり、対処できる余裕が生まれます。ましてや、それと対抗する戦略があり、相手がよく見えていれば、怖くはないのです。重要なのは、相手を倒すのに必要なタスクを確実かつ慎重に徹底してやることなのです。

私は、そのように考えていくと、不思議な事に絶望的な状況なのに、希望を感じるようになりました。そのことから考えると、不安の実体は、大きな問題をひとまとめにしてしまう曖昧さにあったのだと感じます。その曖昧さを具体的なプランにしていき、それらを相対評価していく中で希望が見えてくる。それはまるで、雲の隙間から太陽が現れるような感じです。問題は、曖昧さという雲を具体性と相対評価(行動)で晴らすことだと分かりました。世の人々が大きなものに対抗する時、絶望するのは、その認識に曖昧さと、絶対評価があるためだと分かりました。

曖昧さの実体は、細分化されていない問題、つまり、食べ物と同じで大きなひとかたまりでは口に入りませんが、小さく小分けにすれば口に入り、食べられるのです。この感覚で実現可能なサイズまで小分けにしていき、それら効果的に拡大する方法論を考えながら、進捗状況を相対評価で評価していく、そうなってくるとですね。楽しいわけです。細分化することで複数の案件が同時にこなせますしね。

単なるスケジューリングと違うのは、単に細分化するのではなく、戦略を立てることに違いがあります。その戦略というと、まず、問題のコアを見定めます。そして、それが構成されている要素を分析し、それが成立しない状況を生み出すにはどうしたら良いか考えます。その過程について、どのように考えているか、手順を示したいと思います。

<戦略策定>
1.「何が正しいかではなく何が良いか」で評価する。

  • 正確なことは、良いことですが、正確さは物事を実行する手段に過ぎません。重要なのは目的に対し良い結果をもたらす行動です。よって、何が正しいかではなく、何が良いかという事を常に意識して、行動目標を策定します。

2.問題のコアを見定め、そこから放射状に広がる問題点を把握

  • 問題の中心にあるコアを見定めます。そして、そのコアから派生している状況が何かを見定め、それらを寸断、潰していくには具体的に何が必要なのか、考えます。または、コアの持つ力の源泉が、何に支えられている見定め、それを攻撃するのに最も効果的な行動はなにか見定める。

3.コアを見定めたら、それをクリアする条件を設定する

  • 問題のコアが、どのようにすれば崩壊するのか、その条件を把握します。このことによって、行動の方向性が定まってきます。

4.その条件を細分化し、行動計画を策定

  • その条件を満たすのには、何が必要なのか、情報収集と分析により、細分化し、現状で実現可能な行動プランにまで落とし込みます。

<行動>
1.計画(戦略)を実行し、それらを相対評価していきます。

  • 戦略が立てられたら、それをもとに実際に行動し、その結果から、何が足りず、何が効果的かを見定め、プランを修正しながら、条件を満たすのに必要な方向性を見定めます。また、その行動を相対的に評価することでモチベーションを維持し、継続を促します。

このようにして、行動することのメリットは、行動が戦略によって組織化される点にあります。また、相対評価によって絶望が希望に変わる点が重要です。希望は継続を促します。つまり、戦略的かつ継続的に行動できることを意味するのです。そうすることで、より強力な行動が実現できる。そして、何らかの成果が生まれます。失敗も成果の1つです。なぜならば、失敗は、何故それがダメなのかを教えてくれます。ダメなものを知る過程で、何が良いことなのか見えてくるのです。

自分を見て思ったのですが、絶望している時間を実際に計ってみたら、かなり長かった。よって、その時間的資源を、より有益な方向に使うために、考えたのが戦略的なプラン作成と、その実行における評価を適正に行うというものでした。書いてあることは、アタリマエのことですが、絶望しているよりは有益です。細分化することでリアリティが生まれます。このリアリティが、絶望を打ち砕くのです。そういう意味では不安というのは曖昧さという名のファンタジーなのかもしれません。