瀬戸内さんがハンスト中に「今の状況は戦争中よりもひどい」と言った。確かにそういうところがある。それは、被曝量を測定するガラスバッジをつけなければいけないような放射能まみれの場所に子供たちをおいていることだ。戦時中であれば空襲の危険があるといって、子供たちを疎開させた。しかし、今の政府は、疎開させず留まらせていて、放射能に汚染された給食を強制的に食べさせ、子供たちをモルモットか何かと勘違いしている。まるでモルモットにつけるマーカーのようにガラスバッジをつけさせている。
5月5日の原発ゼロへカウントダウン〜経産省前テント
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1356
(瀬戸内さんの戦争中の動画コメントがある)
戦争中だって日本軍は731部隊が中国の人を生物兵器の実験台にしたではないかと思うかもしれないが、あれとこれとでは、やっていることの規模が違う。社会的な規模で実験をやっている。それも自国民のこどもをつかって。
戦時中は自国民を空襲から守るために子供たちを疎開させた日本政府と、自国の子供を放射能まみれの場所にと留め、まるで実験台のように被曝量マーカー(ガラスバッジ)を付けて、食事も政府の基準は安全だと言いはって、世界の基準から遥かに劣る汚染量の給食を強制的に食べさせる政府とどっちが酷いんだと言いたい。
戦時中は子供たちだけでも救うという意思があった。戦争に勝つために悪逆非道な731部隊のようなものがあったけれども、それでも自国の子供たちだけは守ろうという意思があった。当時の政府は戦争で財政がジリ貧でも、それをやった。しかし、今の日本政府は、その意思すらもない。疎開もさせず、そのかわり、まるでモルモットか何かのようにガラスバッジを子供につけさせ、その上、輸出企業を守るためと言って10兆円クラスのお金を出す。それだけのお金があれば、子供たちばかりか福島県民全体を避難させるのに十分な資金なのに、たった数週間の円高是正効果しかない為替介入に、大枚をはたく。戦争で金がなくても子供たちを守るために疎開させた戦時中と、金があっても子供たちを疎開させず、アメリカに貢ぐ今とどっちが酷いのか。
道理に基づいて客観的に見れば、戦時中の日本政府よりも劣る行為を今の野田政権はしている。子供に危険があると見れば、安全な場所に疎開させるという真っ当な意思を持たない今の状況は戦時中よりも酷い。だから瀬戸内さんの意見は正しい。たしかに戦時中よりも酷い。
5月5日 日本で最後まで稼働してた北海道の泊原発が停止します。それを記念して東京の芝公園で集会があります。原発が全て停止した後、再稼働をさせないためのものです。
集会名:原発ゼロの日 さようなら原発5・5(ゴーゴー)集会
http://sayonara-nukes.org/2012/04/55npp_zero/#more-1823