SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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怖い野田総理

母と会話していたら、「野田総理はおっかない」と言っていたので、「どうして?」と聞いてみたら「人の意見を聞かず、自分のやりたいことを押し通すから」と言ったので、「なるほど」と思った。たしかに彼は、他者と交渉する姿勢をとっているが、それは、自分の独善的な行為を正当化するためのポーズにすぎない。

私は、「あいつ(野田総理)は、自分が一番賢いと思っている馬鹿なんだよ」といった。「自分が一番賢いと思っているから、己の独善も賢明な判断だと思い込めるんだ」と言った。しかし、野田総理のような人を私はこう結論づけている「彼は馬鹿の中の馬鹿だ。自分が馬鹿だと知っている馬鹿は、まだ賢い、なぜならば、自分が馬鹿だと知っている分、自分より賢い人に意見を聞くことができるから。でも、彼は聞かない。なぜなら、自分が賢いと勘違いしたバカだから」つまり、「己が馬鹿であることを知らない馬鹿の中の馬鹿」ということだ。

彼は根が臆病だからこそ、他者とまともな交渉ができない。だから、他人の意見は黙殺する。彼の臆病な心から生まれる独善性と自分は賢いという勘違いの組み合わせが、私の母に「おっかない」と言わしめるほど、極端な独善性になっている。さらにもっと言えば、彼はTPPの問題でも、自分の主張が全て論破されていても、そうだとは感じていない。むしろ、賢明でない人間の戯言であり、反対のための反対でしかないとしか考えていない。つまり、論理的な矛盾を指摘されても、それが矛盾だと認識できる知性がないのだ。故に馬鹿なのだ。あるいは、その矛盾を指摘されると、自分の意見が通せなくなるので、あえて聞いていない。だが、そういう自分の意見の矛盾をきちんと説明できない事が、自分が馬鹿だという証なのだが、彼はそれに気づけない。独善的な人間によく見られる行為だが、その独善性には、根が臆病な心理が働いている。他者の批判を極端に恐れているため、それを「聞いていなかった」ことにするのだ。つまり、このような人は、反対意見を全部、存在しなかったことにしてしまう。病的なまでの臆病さがそれを成し遂げてしまうのだ。

その臆病さを利用しているのが周囲の官僚たちだ。彼らは野田総理の本質を理解している。故に彼を恐れさせることで操作できることをよく理解している。だから、その恐怖というコントローラーによって操縦された野田総理はロボットになってしまう。彼は日本の最高権力者というロボットなのだ。恐怖を強く注入すればするほど、その恐怖によって生じる彼の独善性はますます高まり、結果として私の母に恐怖を感じさせるほど、極端な行為に走ってしまう。彼の行為と言動、他者との対話姿勢とその奥にある極端なまでの独善性、それらを総合して説明できる発想や心理を考察すると、そのようになる。

さて、野田総理が具体的に何をもたらすのか?私は、以下のように予想する。

野田総理はあまりにも独善的なので、民主党が分裂する。既に分裂しかかっているが、より本格的に分裂する。3月には、それが表面化する。消費税の増税法案を可決しようとするが、民主党の小沢派が造反し、自民党は欠席することで、可決できないだろう。しかし、野田総理は、それでも内閣を継続しようとするが、党内の小沢派の反対と、世論の大反対に押し切られる形で内閣総辞職か、解散総選挙を宣言するしかなくなるだろう。党としての体をなくした民主党は、事実上、分裂し、新党が結成され、そののち、解散総選挙になだれ込むことになる。政権交代は、事実上、失敗に終わった。しかし、国民の間には政権交代だけでは、政治が変えられないという機運が高まっていき、日本を大統領制にしようという流れが生まれるだろう。選挙後の民主党衆議院議員30人程度の少数政党となり、自民党も30人程度となり、大政党が軒並み少数政党になっていった。反面、民主党から分裂した政党、維新の会、みんなの党共産党を中心に議席を伸ばし、その中の幾つかの政党が連立を組むことで、日本の新しい政治が船出を迎えることになる。その後、首相公選制が制定され、日本を大統領制にし、初代大統領に橋下氏が選ばれ、日本の本格的な改革が始まる。