SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

東北の再生をどうするべきか

津波で被害を受けた地域は、漁業と農業だが、これらを株式会社化するという宮城県知事の意見は的を射ている。漁業や農業を個人ではなく株式会社によって運営する事で、株という形で資金調達をし、東北を再生するというのは正しいやり方だと思う。
 
そこで、次世代の農業や漁業は何なのか考えてみると、農業は植物工場、漁業は養殖といえる。というのは、津波で土地が塩水にやられてしまっていて使えないであろう事、また、原発で魚の風評被害は続くだろう。そういった事を全くなくす為には、そういう問題から隔離された食料である必要があり、その意味で植物工場や魚の養殖といえるのだ。
 
1.植物工場 

  • 津波に呑まれる農地を見ていて思ったのは、ビニールハウス栽培の畑や野菜畑をどうするかだった。
  • ビニールハウス栽培には、重油が必要だが、これから重油は石油価格高騰によって調達がしにくくなっていく、野菜畑は、恐らく津波の塩で土地が使えなくなっている。つまり、広い土地は使えないし、将来的にハウスを温めるのに重油に頼るのは難しい。となれば、収量が10〜20倍という電気で動く植物工場がベストではないかと考えるのだ。ただ、植物工場で作れる作物が限られているのが問題だ。そういう意味では、太陽光や風力発電の電力を活用した水耕ハウス栽培とか、新しい方法論が必要かもしれない。

  
2.ウィンドファーム(風力発電所

  • そして、電源は、津波で使えなくなった土地に風力発電所を作る事で調達する。国は、石油税を原資とした資金を無利子で融資する。なぜ風力発電所なのかというと、動画を見ると分かるのだが、津波が来ても樹木が倒れていない事から、木と同じような構造の風車ならば、津波が来ても大丈夫ではないかと考えられるからだ。木のように津波の流れを受け流すような構造であれば、津波が来ても大丈夫と考える。つまり、風力発電所ならば津波に耐えられる。だから、津波に飲まれた広大な土地を風力発電所にするという考え方なのだ。風力発電所の問題点に騒音であるが、これはフクロウの羽を参考にした風車を作ると、軽減される事が分かっている。既にゼファーという小型風車のメーカーが実用化しているし、新幹線のパンタグラフにもフクロウの羽の技術が応用されている。その風車も東北で作る。
  • ゼファーの風車の実働映像(どの程度の音なのか分かる)

 
3.魚の養殖

  • 漁業については、あと6ヶ月で放射性ヨウ素131の問題は消えるが、半減期の長いセシウムは、長期間海底に残り続ける。それに、船を動かすのに必要な重油が石油価格高騰によって手に入りにくくなる。このことから、船で魚を捕って売るのではなく、池で魚を育てて売る事がベストと考える。それも、CAS冷凍技術により、時間が経っても常に新鮮でおいしい魚であり、それをAmazonのようにネットで消費者にダイレクトに販売する。ネットによる直売という全く新しい流通網を使う事により、中間マージンを削除し、利益を確保するビジネスモデルを構築する。しかも、いつでも新鮮な魚が手に入る。
  • CAS冷凍

 
東北地方の新たな産業 
・機械産業  → 風車の製造(これからの車は金属部品が減っていくから)
原子力発電 → 風力発電によるによる電力の生産(使えなくなった土地の再利用)
・農業    → 植物工場による野菜の生産(土を使わない)
・漁業    → 魚の養殖による魚の生産(海も船も使わない)
 
簡単に考えてみるとこんな感じ。