SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

日本はエネルギー自給率100%は不可能なのか?(その2)

日本のエネルギー

一次エネルギー
・石油  :2546億リットル(2006年)
・石炭  :1.87億トン(2004年)
天然ガス:約780億立方メートル(2001年:グラフ読み取り)
ウラン:(電力:2800億kwh分)

資料
石油:http://ja.wikipedia.org/wiki/石油
石炭:http://www.ipej-hokkaido.jp/ch/ch110/p097.pdf
天然ガスhttp://www.japt.org/html/iinkai/seisan/tech_2007/19-28.pdf
     4ページ目のグラフを読み取り

上記のエネルギーが満たしている需要を代替出来れば、自給できるという事になる。その内訳を以下のグラフに示す。

温室効果ガス割合(ウランをのぞく大体の資源の需要分布を示す図でもある)
クリックすると拡大します

 
そして、skymouseが独自に考えたエネルギー代替案を示したグラフ
エコグラフ1.5(クリックすると拡大します)

 
このグラフには需要を削減した上で代替エネルギーや技術を利用する事で、自給率を90%近くにまで高めています。将来の技術も含まれる訳ですが、全てが今、出来るようであったら、ここでこういうものを示す必要はないのです。
 
石油であれば、太陽熱や太陽電池、バイオポリマー、バイオディーゼルが代替となり、石炭であれば、風力発電やLEDの省エネ、BNF、バイオガス、BNF廃材を燃料にする事がで大体同じくらいの熱量が得られるとしています。同時にハイテン鋼材や都市の電子化などで鉄の需要そのものを縮小するという案も盛り込まれています。天然ガスはあまり削減できないとしているのですが、最近、光触媒で太陽光と水から水素を取り出し、その水素を二酸化炭素を触媒を使って融合させてメタンを作る研究がされています。
 
電力に関しては、蓄電技術が確立できさえすれば、集光型太陽電池で何とかなる規模の電力が得られるのですが、現状ではそれだけの大電流を蓄電する技術が見当たりません。現状で考えられるのは、多少効率が悪くても、海水を電気分解して水素を取り出し、それに二酸化炭素を混ぜてメタンを作って、ガス火力発電、あるいは燃料電池の燃料にするというのが案としては妥当の様に思われます。LNGであればためておけますからね。電力の長期保存が必要なのは、春と夏の需要にムラがある為で、このムラを吸収するだけの蓄電技術がない事が問題点です。現状では天然ガス火力発電でムラを吸収するのが妥当と見ています。
 
発電量グラフ(2004・2030/想定)(クリックすると拡大します)

 
2030年の想定電力需要と発電方式の分布(クリックすると拡大します)

 
図で示したのは、多岐にわたる項目を同時に表現する為には、文章よりも絵の方が分かりやすいと思ったからです。この中で書かれているのは、需要の大幅な削減が可能である点と、それに対応したバイオ技術の確立が必要という事です。
 
このような形にする事で、エネルギーの自給は90%まで可能と見ています。やろうとすれば100%もいけそうですが、現在、私が考えられる範囲ではこの程度です。