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LED照明、これからしばらく毎年20%発光効率向上へ

効率向上で全ての光源は白色LEDへ【第1部 市場動向】(2009/04/13公開)
http://eetimes.jp/article/22960
http://eetimes.jp/article/22959
 
1.2015年には200lm/w近くに達するLED

  • この記事によれば2010年に蛍光灯の発光効率を上回り、その後数年は20%ずつ発光効率が上がっていくということだから、計算すると2015年には200lm/w近くまでに達する照明器具が現れるという予測だ。

 
2.照明が倍の発光効率になれば、全電力消費の10%削減

  • つまり、2015年には現在の蛍光灯(80〜120lm/w)の倍のLED照明が登場する。だいたいの国の電力に占める照明の消費電力の割合は20%程度なので、単純計算で電力消費の10%削減をこのLED照明で達成できる計算になる。つまり、2015年以降、全ての照明をLED化し、その移行に10年かかるとすれば、2025年には電力消費を10%削減できるという事になる。また、調光照明と組み合わせれば、さらに40%程度削減できる。(LEDの理論限界値は250lm/w位)しかし、2015年まで待つ必要もないと思う。一日中点灯している照明であれば、4.5年間、照明の取り替えなしでよくて、しかも、その寿命終えた頃には、丁度、発光効率が理論限界値に限りなく近づいたLEDが登場しているだろうから。

 

 
3.既にコストパフォーマンスは同格

  • 最近SHARPが発売したLED照明の発光効率は38〜82lm/w(昼白色タイプ82lm/w40wタイプ・電球色は57lm/w40wタイプ)で発光効率が蛍光灯に見劣りするが、来年になれば追いつくだろう。(電球色は2012年くらいかもしれない)また、現在でも寿命が長いのでコストパフォーマンスは同格なのだ。SHARPがこの時期にLED照明に参入したのは、そういうタイミングを見越した戦略と言える。(低いW数のものほど発光効率が良く、電球色は昼白色に比べて発光効率が悪い)

 

 

  • 寿命の比較
  • ・蛍光灯:6000〜12000時間(普通の奴は大体6000時間)
  • ・LED:40000時間)

 

  • 大体、3.3〜6.7本程度の寿命を持っている為、蛍光灯より割高でもランニングコスト的には割に合う計算になる。多分、来年には発光効率の上昇も相まって逆転する事であろう。

 
4.来年はLED元年

  • 来年は電気自動車元年であると同時にLED照明元年と言えるだろう。2010年は省エネ技術が本格的に市場に出始め、2015年までの間、私たちは、目覚ましい省エネ効率の進歩を見る事が出来るだろう。もしかしたら、省エネ景気回復というシナリオも出来るかもしれない。エネルギー産業にとっては悪夢の様な景気回復だが、お得な設備を皆が買う事で景気が回復するという循環が出来るのは堅実な景気回復だと思う。