失敗を楽しむ心の余裕

子供の頃、模型飛行が墜落して破損したとき、なぜか楽しかったのを覚えている。「どんな風に直そうか」と考えて楽しんでいた事を思い出す。要するに飛行機が壊れたときは、作り直す機会であり、大幅な改良のきっかけなのだ。つまり、墜落した途端に飛行機を直すという別の遊びが発生するのである。
　
つまり、失敗を新しい遊びの機会としてとらえて楽しんでいた子供時代の私は、大人になっても見習うべきところがある。失敗を楽しんでいたからこそ、成功したときの喜びもあるし、継続できるのだ。失敗の度にへこんでいては、途中で諦めて何も出来なくなってしまう。少なくとも成功はしない。
　
だから、成功するためには、失敗を楽しむくらい心の余裕が欲しい。それが継続力を産み、最後には成功する。大人になってそういう事を忘れている自分に気づくと、子供の自分って偉かったんだなぁと思う。どうして大人になると馬鹿になっちゃうんだろと思う。