SKY NOTE

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P2Pによる動画配信の活用方法を考えてみた

P2Pでテレビが配信できるのは、KeyholeTVで証明された。これをハイビジョン画質にする事もOpenCLが普及し動画再生にGPUの力を借りる事が出来れば、可能となるだろう。
 
残念な事に今回のWWDCではOpenCLへの具体的な対応状況が分からなかったが、Snow Leopardの基礎部分に採用されている事は発表されたので、これから最適化が進めば、そのパワーの片鱗が見えてくるだろう。その頃にはジョブスも帰ってきているだろう。(死んじゃうかと思ったけれど、復帰するという話を聞いてホッとした)
 
P2Pの活用に話を戻そう。

OpenCL+P2P光ファイバ)=低コストなハイビジョン動画配信
 
エンターティーメントでは既にYouTubeがやっているので、商用動画配信は彼らに任せるとして、P2Pを私は低コストな教育を可能とするインフラとして使うべきだと思うのだ。例えば先生の講義を録画したものをP2Pでハイビジョン配信する。ズーム機能もあるといい。ハイビジョンならば黒板の文字も読めるだろうし、映像も鮮明だから授業を忠実に再現できる筈だ。パソコンさえあれば、誰でもタダで教育が受けられる公共サービスを実現できるのではないかと思う。(出来れば超解像度ディスプレイもあるといい)
 
そして、動画コンテンツと連動して、オンラインでテストや課題をやって無料で勉強できる様にする。こうすれば、誰でも教育の機会を受ける事が出来る。例えば、社会人でも英語を勉強し直さなければいけないと思ったら、そういうサービスを利用すればいい。コンテンツを作る経費は国の教育予算から拠出する。インターネットに繋がれば塾に経済的にいけない子供でも、あるいは、授業に遅れてしまった子供でも救い上げる事が出来る様なインフラ。もっと言えばNHKの教育テレビのコンテンツをP2Pで無料配信できないかという事だ。
 
最近で言えば、リトルチャロの英語学習コンテンツが良かった。あれがP2Pで配信されれば、面白い。いつでもどこでも、教育が受けられる。そういうインフラが出来れば、素晴らしいと思うのだ。そういう意味では、既にインフラが出来ていると考えてもいい。なぜなら、最近発表されたPSP Go!やNINTENDO DSiPhoneなど、モバイル端末が揃っている。そして、Wimaxによる高速無線サービスなど、ハッキリ言って日本は世界中のどこの国よりもインフラが充実しているのではないかと思う位リッチだ。でも、コンテンツがない。社会を良くする様なコンテンツが全く作られないのは、非常に残念だ。
 
私は、歴史の先生という意味では、とてもいい先生に巡り会えたと思っている。もし、そういう先生の授業を皆がP2Pで共有できたら、この国は素晴らしい国になっているだろう。民主主義の意味を概念的にしか理解できない様な教育ではなく、それを生かす事や、どんな指導者を支持するべきかとかそういう事を教えてくれる先生の存在が、この国を変えるだろう。素晴らしい事に、それが低コストで実現出来るインフラが既に揃っているのだ。