SKY NOTE

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補助金という施しよりも、低利融資という援助を

私は過去に失敗した政策などを基準にして、政策を提案する。歴史に学ぶという訳だ。なぜ失敗するのかという事は、状況によるのだろうが、同じ様な境遇に陥る時には状況が似通っており、大抵は過去の情報は適確な示唆を与えてくれるのだ。
 
補助金という施しよりも、低利融資という援助が大事だ。施しと援助は違う。誇りを持って頑張れるのは施しではなく援助だ。定額給付金は確かにありがたいが、あまりうれしくない。なぜなら、所詮は施しに過ぎないから。人は誇りを失うとモラルを失う。だから、政策の提案において施しの様な形の政策は避ける。
 
その点、オバマは貧しい人々の事がよく分かっている。彼は補助金をばらまくのではなく、住宅ローンの低利にすることを真っ先に始めた。減税もやっっているが、減税は施しとは違うのだ。誇りを与える事でモラルが生まれ、それが将来の成長に結びつく。実際、黒人の犯罪率は減ったという。黒人である彼が大統領になる事で黒人に誇りと自信を与えたからだ。
 
人は貧しくても、誇りを持てば、一生懸命頑張れる。それが結果としては経済の成長に結びつく、昔の日本は貧しかったけれども規律は厳しかった。なぜなら、誇りがあったからだ。そういう誇りを大事にする事が人を成長させ、ひいては社会を成長させるのだ。
 
「Yes we can !」という言葉にもある通り、誇りを鼓舞する亊が大事なのは、誇りがあるからこそ、チャレンジできるからだ。同じ様な言葉にAppleの「Think different」(違う事を考えよう)も紹介するべきだろう。このキャンペーンにより、疲弊し自信を失いかけていたAppleコミュニティは結束した。当時のMacユーザーの間では「Think different」が合い言葉になっていたものだ。この言葉の後、Appleは次々と「他と違う事」を連発し、成功を勝ち取っていった事は周知の事実だ。誇りが自信を生み、それがチャレンジの動機となって変化を産み出す。変化が革新を生み、革新が成功を呼び込む。その原点は「Think different」であり「Yes we can」なのである。だから、苦しいときほど誇りは大事なのである。
 
Think different