SKY NOTE

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スターウォーズ エピソード3の感想

1.序盤の単調なストーリーはつまらなかった。
率直に言ってつまらなかった。前半は眠たくなるほどだった。前半はストーリーが単調で若者が老人に騙されていく、あまり面白くない情景が淡々と語られていて、同じ状況が何の変化もなく並べられていて面白くなかった。
 
2.後半は溶岩シーンは良かったが、臨場感を出す為にはオリジナルサイズが必要だった
後半の溶岩のシーンになってやっと眠気が覚め、最後の赤ん坊のルークが抱きかかえられるシーンで、オリジナルの画面サイズになったとき、この映画はオリジナルのサイズじゃないと、全然面白くないという事に気づいた。つまり、テレビの4:3の表示を多少横長にしたくらいでは、この映画の映像全体の迫力が半減してしまう事に最後のシーンになって気づいたわけだ。
 
3.バッドエンディングは見ていて辛い
ルークの母親が死んだ理由が、シスと化したベイダーの怒りによるものだと教えられた時、絶望に打ちひしがれる姿が痛々しかったが、基本的にエピソード3は、バッドエンディングなので、心が痛かった。
 
4.もうちょっと服が汚れていた方がリアリティがあっていいと思う。 
映像の質感は、エピソード4あたりの方が良かった。なぜなら、前の奴は服が汚れていてよいのだ。砂漠地帯だから砂で汚れている感じが前のものにはあったが、エピソード3の役者が着ている服はみんな新品で、なんだか臨場感がなかった。そこにそういう人がいるという感じがしないのだ。表現にリアリティが足りないんだな。
 
5.カメラが役者の顔を大きくとりすぎていてスターウォーズのスケール感が出ていない
これは、テレビ放送の為かもしれないが、とにかく顔がでかくて、背景が映らないのでスターウォーズの持つ映像のスケール感が全然伝わってこなかった。あのスケール感がこの映画のいい所なのに、そのいい所が全然出てこなかった。オリジナルサイズだったらもう少しいいのかもしれない。
 
6.キャラの個性が弱い
なんだか知らないが、とにかく役者の癖というアクがなく、美男であるため、なんというか個性がない。やはり何か引っかかるものが欲しかったが。キャラクターが弱いと感じた。人形でジャバみたいに個性的な生物と言うか強力なキャラが出てこなかったのも不満だった。
 
7.ジェダイなのに間抜けなやられ方
序盤の飛行シーンでオビワンが飛行機を虫みたいなロボットにやられてしまうのだが、伝説の騎士ならば、そんな奴にやられないで、もう少しカッコいい戦い方をして欲しいのと、後半で仲間に後ろから安易にやられるジェダイの騎士達が間抜けに見えてしまう。もう少しマシなやられ方を用意して欲しかった。時間の都合で駄目だったのだとは思うが。
 
8.映像がクリアすぎて、リアリティがなかった
あまりにも色が鮮やかすぎて、リアリティを感じないのだ。昔のスターウォーズだと色んなものが汚れていたりすすけてたりして、リアル感があった。服も機械も皆ピカピカ、これだとプラスチックのおもちゃの様な戦闘機、服は皆、ピカピカで生活感が感じられない。見せない事も魅せる内に入るという事が全然出来ていない映像だった。
 
9.一番良かったのは最後のシーン
最後のシーンは、昔の映像を彷彿させる様なアナログ感がでていてよかった。なんだかんだ言ってもエピソード4のファンなのだ。
 
まとめ
文句ばかり書いてしまったが、結局、自分はハッピーエンドが好きだという事と、不幸を描くにしても、単調なストーリーは嫌だと言う事。そして、何より映像にリアリティがなく、個性がない亊に不満たらたらである亊がよく分かった映画だった。内容から言って、スターウォーズ特有の変な動物がもっと出て欲しかった。ジャバとかアリ地獄とか、そういうの。没個性的なクローンを際立たせる為には、個性のあるキャラを対極におくべきだったと思うんだよね。かっこ良かったのはヨーダヨーダのみがジェダイらしく描かれていた。あとは、すぐやられてかっこ良くない。オビワンの勝ち方もなんだかかっこ良くない。もうちょっとかっこ良く勝って欲しかった。エピソード3は、小説やアニメなど、何らかの形で作り直して欲しい映画である。時間が足りなくて、省かれてしまったシーンが多すぎる映画の様に感じた。ドラマやアニメの様に長時間のストーリーの方がいいのではないかと思う。ちゃんと表現するのに4時間くらい必要な映画だと感じた。