SKY NOTE

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一生懸命、自然エネルギーを否定する人達

Webニュースで一生懸命、自然エネルギーを低く見積もって否定する人達がいる。そういう人の経歴を見ていると、大抵、官僚か発電事業の人だと分かる。彼らが否定しているのは、自然エネルギーというよりも、それによって自分達の利益(利権)がなくなる亊を恐れているのである。
 
統計でも将来ではなく、現在の数字を持ち出して、それが一切、進歩したり普及したりする事を無視して見積もったり、見る人が見れば馬鹿げた数字だが、普通の人ならば信じてしまう数字だったりする。(風力発電の電力買取り価格を異常に低くして普及を妨げ、規模を矮小化した現在の数値を使う訳だ。つまり、確信犯なのである)
 
そういう亊を積み上げて、自然エネルギーを矮小化して解釈するのにある程度成功しているのが日本である。逆にアメリカでは、グリーンニューディール政策で、その逆を実践している。オバマ政権の環境関連のトップはノーベル賞受賞者が選ばれている。一流の科学者が押し進める政策と、自らの利権の事しか頭にない小人の意見と、どちらを選ぶかと言えば、誰に聞くまでもなく前者と言えるだろう。
 
こういう否定的な主張をする人の行動を逆説的に捉えれば、それだけ彼らが自然エネルギーを脅威だと思っている事が分かる。つまり、発電業界は、省エネが進んだり、太陽光、風力が普及すると既存の石炭火力、石油火力を停止しなければならなくなると恐れているから自然エネルギーを目の敵にする。そして、そうした発電業界に天下りしたい官僚たちも発電業界と同じである。そして、そういう人達の救世主がCCS(CO2地下貯留技術)である。これがあれば、既存の発電設備を温存したままCO2を削減できると考えている様だが、どうも、この技術は地震を引き起こす可能性が高い様だ。実際に地震が起こった事例が複数報告されている。それでも彼らがCCSを導入したがる理由は、自らの利権(利益)しか頭にないからである。彼らが自然エネルギーを否定したり、地震のリスクがあるCCSを肯定する行動パターンから言って、自分の事しか考えていないのは明白である。つまり、自分の為に、他のあらゆるものを無視する。温暖化よりも火力発電(CO2)、地震よりもCCSが彼らの答えである。つまり、子供よりも大人、国民よりも自分達が優先されているのである。大の大人としては恥ずべき行為だが、この恥ずかしい人達が悲しいかな、日本の一部の強欲な官僚や発電会社の意思なのである。
 
この逆を行っているのがアメリカであり、金融危機から復活する切り札として取り組んでいる。このままの状態で行けば、そう遠くない将来、日本はアメリカに追い抜かれるであろう。だから、今、政権を切り替える必要がある。手遅れになる前に、この官僚と政治と一部の産業界の癒着構造を破壊し、自然エネルギーの導入を推し進める必要がある。自然エネルギーは全地球的なニーズがあり、巨大な市場が開けているが、地震を引き起こす可能性のあるCCSは、その正体が明らかになったら全く評価されない代物になる可能性がある。毒入り餃子と同じである。
 
将来の大市場(自然エネルギー)と毒入り餃子(CCS:CO2地下貯留)、どちらを選ぶか?答えは誰の目にも明らかであろう。
 
CO2地下貯留技術、やっぱりヤバそう...
http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20081231/1230651182
日本の環境政策オバマ「Change」から始まる
http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20081105/1225814336