SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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イスラエルのガザ侵攻は自滅行為

私がパレスチナ人だったら、許せない行為だ。亡くなった人は800人を越え、その内1/3が子供だったという。これはもう大量虐殺だ。報復テロが頻発しても、もはやイスラエルは文句を言えない状況にまで問題をエスカレートしてしまった。逆説的に言えば、国家によるテロ行為と言ってもいい。イスラエルは国の防衛の為だと言ったが、罪のない子供達を殺しておいて、国の防衛とは片腹痛い。子供がイスラエルを攻めるというのだろうか?
 
恐怖が人を支配できる条件は、従っていれば、生き残るチャンスが残されている場合である。でも、あれほど無差別に殺されてしまっては、イスラエル人全員を殺さないと自分達が生き残れないと思う連中が出て来る筈だ。
 
この場合、イラク戦争を起こした時と同様にテロが頻発するだろう。イスラエルは、泥沼に大きな石を落とした。いずれ、泥が自分に跳ね返って来る事を覚悟しなければならなくなる。それは大昔から繰り返されている愚行だ。これでアルカイダのような攻撃的テロ組織を生むきっかけをイスラエルは作ってしまったと思う。
 
9.11が起こる前、クリントン大統領がトマホークミサイルでイスラム国の製薬工場を爆破したが、私はこの時点で、何かが起こると思っていた。過去の歴史から考えてイスラム圏の人達に与える恐怖が強すぎると考えたからだ。その恐怖が何かを起こす。(自分の国に他国のミサイルが飛来して自国の建造物を破壊する事を想像してみて欲しい)そう思っていた矢先に9.11は起きた。アメリカは、この攻撃に明確に反対すべきだったと思う。なぜなら、テロリストの標的になる可能性が高いからである。
 
イスラム教は大家族主義であるから、同胞が攻撃されていたら、それを守る為に戦うという理屈が生じる。本来のイスラム教は、そういう己の怒りと戦う事をジハードというのだが、彼らは己の怒りに勝てず本物の争いを起こしてしまう。それがテロリストの発想なのだ。この論理でいくと、今回の攻撃はテロを防ぐどころか、テロを増やす結果に終わると思う。イスラエルの人々は、この攻撃をしたことを後で後悔する事になるではないかと思う。今、アメリカがイラク戦争に後悔している様に、イスラエルもまた、後悔する事になるだろう。愚かな事だ。
 
血は血によって洗われる。歴史が繰り返すとするならば、そうなる。自分の血が流れていても、対話をする勇気がイスラエルには必要だった。そうでなければ、この争いは終わらないのだ。無限に続く血みどろの戦いから救われるには、血を血で購おうとする発想自体を否定しなければいけない。
 
ハマスどころか、穏健派すらも敵に回す愚行を犯したイスラエル政府はバカとしか言いようがない。最悪の場合、ハマスよりも、もっと厄介なテロリスト集団が生まれる可能性すらも出てきそうな感がある。バカだな〜イスラエル