SKY NOTE

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鉄鋼生産の二酸化炭素をゼロにする。

鉄鋼生産の二酸化炭素は、石炭を燃やす事から生じます。いかに鉄鋼需要を減らして、代替燃料で賄える様にするかという事がキーポイントです。製鉄業界は、量で儲けるのではなく質で儲ける事が求められます。

鉄の消費量の削減 → バイオ燃料で鉄を作る(カーボンニュートラル
0.鉄鋼の削減の内訳
 1.人口減少で15%自然源
 2.電子都市で15%削減
 3.BNFで30%削減
 4.ハイテン化で30%削減
 5.バイオガス/廃プラスチックで鉄を作る。


1.人口減少による自然減(-15%:2030年までに2000万人減少:マンションいらない)
人口減少により、住居を新規に建てる必要はなく、既存の建物の修理改修で十分になるはずで、耐震補強、断熱補強がメインで、鉄の出番はかなり絞り込まれる。人口が減るという事は、建物の需要が減り空き家が出てくるという事、つまり、需要がないのに作る必要はないだろうという事。

2.都市の電子都市化による鉄筋需要の削減(ビルはいらない-15%:国内+国外)
高層建築に規制を設ける。よって高層建築によるコンパクトシティなんてもってのほか。資源価格高騰によって、新規に建築するよりも、今ある建物を補修する方が安くなる。道路も橋も日本はもう充足している。これ以上作る必要はない。必要なのは補修回収のみ。(表参道ヒルズのような低い建物が21世紀のあるべき建物の姿)物理的(量的)に豊かになろうという発想は、21世紀には通用しない。質的な豊かさ、環境に優しく、地震に強く、暑さ寒さもしのぐ、そういう高さや大きさではない本当の意味での価値に21世紀は重点が置かれる。

3.車のボディのバイオポリマー化による減少(-30%:国内+国外)
車のボディに使う素材はもはや鉄ではなく繊維強化ポリマーの時代になる。なぜなら、鉄より遥かに軽く、バイオポリマーで環境にも優しいから。

このようにして、60%削減する。(国内+国外)

4.ハイテン化(高張力化:鉄を丈夫にして、必要量を削減)
残りの40%をハイテン化(高張力化)によって30%カットすることで、生産する鉄の需要を28%まで下げる。

ドラム缶にハイテン鋼材(鋼材価格高騰により、ハイテン化した方が安くなった)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20080326/149541/

5.バイオガス/廃プラスチックで鉄を作る。
その残った28%の需要を廃ポリマーを石炭の代わりに燃やして鉄を作る。廃ポリマーもバイオポリマー生産が進む過程で、カーボンニュートラルになる。あるいは、バイオポリマー生産やバイオ燃料生産時に発生する消化液からバイオガスを取り出し、そのバイオガスを使って鉄を作る。これにより、石炭はいらなくなり、鉄鋼生産における二酸化炭素はプラスマイナスゼロとなる。

消化液のバイオガス化(P.35〜)
http://www.nies.go.jp/sympo/2007/lecture/pdf/slide_3.pdf
常温でメタン発酵をする菌を凝集させる事によって、短期間でガスを抽出できる。

天然ガスから鉄を作る(ミドレックス法)
http://www.jfe-21st-cf.or.jp/jpn/chapter_2/2g_1_img.html

JFE環境,廃プラスチックを主原料とする固形化燃料の製造工場が稼働
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080610/153059/