SKY NOTE

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オール電化はエコではない

オール電化はエコではない」これ、環境を知っている人なら常識、実際に使った人のレビューで紹介しよう。

オール電化は環境にやさしい?
http://homepage.mac.com/tuyano/iblog/C419342295/E20070823235209/index.html

保温ロス
お湯の需要時間帯である夕方と、お湯を沸かす深夜時間帯のズレがポイント。要するに冷めちゃってロスが大きくなり余計にエネルギーを消費するのが現実

ヒートポンプは寒冷地では意味がない
それじゃ意味ないじゃん、と言われるかもしれないが、そうなのだ。技術革新で何とかしようと努力しているが、これは事実、ヒートポンプが外気の熱を集めている以上、外気の熱が小さい状態では集められる熱も限られる。メーカーのうたい文句、一般的な電気の3〜4倍の熱を集められるというのは、外気温がそれなりにあって、熱が集めやすい条件の場合で、冬の寒い時などは全然効果がない。ヒートポンプを使うくらいならば、太陽熱温水器と保温浴槽を使った方が環境にずっと優しい。もっと言えば、ヒートポンプを使う事で、余計にエネルギーを消費するので、お金をかけて環境に悪い事をしていると言ってもいい。ヒートポンプ式電気温水器は寒い需要期に全く効果が出ないばかりか、余計にエネルギーを消費する役立たずなのだ。

オール電化は本当にエコか?
http://www.csij.org/archives/2010/01/post_41.html

大企業がハッキリ言って詐欺行為をしていると言ってもいい状態なので、公正取引委員会が注意しないのかと言われれば、特定の条件下では問題ないので、お目こぼしされている様な気がする。でも、これから二酸化炭素を減らさなければいけない時にこういうウソがまかり通っては困るので、このblogでは、実際に使った人の感想や細かい指摘をしているblogやホームページの記事を紹介して、「事実」を普及させたいと思う。

オール電化派への有害なコンテンツを含みます。
http://www.geocities.jp/noisettelover/house/jutaku/alldenkano/jissai.htm

メーカーを嘘を言うのをやめて、太陽熱温水器とガス給湯器を組み合わせた本当に「エコな」商品を売るべきだ。(恥を知るべきだ)

賢いエネルギーの選び方
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/column/hama/071228_energie/index.html
日経のサイトの大阪ガスの方の記事ですが、情報を総合すると、この方の意見は的を得ています。太陽熱で6割の熱を手に入れ、足りない分をガス給湯器で補う。これに保温浴槽を加えれば、最小の熱量で済むことは、理数系の方なら分かるでしょう。冬の最も寒い時期、ヒートポンプ給湯器は原理的に役立たずであり、その存在そのものが環境的にまったく無意味なのです。諸外国でも日本だけの特殊な状況です。

発想が遅れている日本、ドイツの先進的なエコ住宅
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/column/hama/080318_sustainable/index5.html

このように間違ったエコ製品がこれだけ普及できるのは、日本が同調社会だからなのです。同調している時には、多くの人の頭は思考停止状態になってしまい、理性が働かない。行列に並んでいる人が沢山いたら、何か先にいいものがあるんだろうと思ってしまう状態であり、その行列の先に何があるのか実際には確かめず、それはいいんだろうと思ってしまうのが日本人の特徴。メーカーが宣伝広告費をかけて間違った製品を売ったら売れちゃった。一旦走り始めたら、多分、チェック行政が働かない限り暴走し続けるだろう。しかし、洞爺湖サミットが行われる昨今において、このような欺瞞はもう許されない時期に来ていると思う。故に、世界に恥をさらす前に、事前に注意を喚起するべきだと思った。

ヒートポンプを有効に活用する為には、太陽熱で暖めた空気をヒートポンプで効率的に再加熱するというのならば話は分かる。そして、その熱を逃がさない様に住宅や浴槽を保温仕様にするというのならば、有効な技術だと思う。しかし、今の使い方ではハッキリ言って無駄以外の何者でもない。

重ね重ね言うが、本当に環境に優しいのは、太陽熱+ガス給湯+保温浴槽である。メーカーは嘘を言う事がある。今の日本全体に言える事だが「儲かれば何でもいい」という「甘え」がある。そういう甘えを律し、前に進む事が結果としては正しい方向に物事を進める事になる。この話で言えば、二酸化炭素を削減する事につながる。もはや残されている時間も、最短で20年くらいと言われている。だから、この様な欺瞞を放置しておく時間などないのだ。

もし、その時間が尽きてしまったら、海水温が今よりも2度上昇し、アラスカ周辺のメタンハイドレートが溶解し、そこから二酸化炭素の21倍と温室効果ガスのメタンが噴出して、後戻りが出来なくなる。そうなったらもう、安定した気候条件で私達はいられなくなる。そういう現実が目の前にあるのにも関わらず、くだらない欺瞞の為にそういう事をしていいのかと私は聞きたいのだ。