他のウィルスとの比較(情報源:Wikipedia)
感染経路
H5N1:鳥などの接触による可能性
スペイン風邪:空気感染(飛翔距離90センチ以上)
SARS:飛沫感染:つばなど(飛翔距離90センチ未満)
ペスト:血液感染:鼠からノミを媒介して人に感染
感染者の血痰などに含まれる菌を吸い込む事で感染
感染力
H5N1:低い(2008.2.21現在)
スペイン風邪:極めて高い
SARS:高い
ペスト:感染者の血に含まれる菌を吸い込むことでも感染
感染者数/死者数
H5N1:365人/231人(2008.2.21現在)
スペイン風邪:6億人(当時の世界人口の50%)/4〜5000万人
SARS:8069人/775人
ペスト:8500万人/2~3000万人
死者数
H5N1:231人(2008.2.21現在)
スペイン風邪:4〜5000万人
SARS:775人
ペスト:2〜3000万人(14世紀のヨーロッパ人口の30%が死亡)
致死率(単純に死亡者数を感染者数で割った数字)
H5N1:80%(極めて高い/インドネシアを基準にした)(2008.2.21現在)
スペイン風邪:8%(2%?)
SARS:10%
ペスト:30%(高い)
H5N1型ウィルスの危険性
極めて致死率が高い。感染者数が、ほぼそのまま死亡者数につながるレベルのウィルス。現状では感染力は低いが、あのスペイン風邪(H1N1型)と近い種類のものでもあるため、極めて警戒を要する。
もし、このウィルスがスペイン風邪と同等の感染力を身に付けたら、人類の40%(26億人)を死滅させる能力を持つ(タミフルもワクチンも効かなかった場合)
最新情報
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/toriinf-case.html
他の国では、抑え込みに成功している様だが、インドネシアが去年の倍のペースで増えている。現在は4.5日に1人のペースで感染者が増えている。これが3日に1人とかになってきたら、感染力が強くなってきていると考えるべきだと思う。
もし、現在の高い致死率(80%)を保ったまま、スペイン風邪と同等の感染力をこのウィルスが身につけた場合、日本の感染者数6300万人、死亡者数は5000万人に達する可能性がある。これはワーストケースだが、危機管理というのはこのワーストケースに対応できるかどうかで決まると言っても良い。最悪の事態を想定できるからこそ、危機が避けられる。それを怠ったのが、自衛隊の「あたご」だ。国の鳥インフルエンザ対策のお粗末さを見ると、あの漁師の二人と私達国民は同じ状況に置かれている様に思えてならない。
日本全国民分のワクチン備蓄費用は1700億円!
http://diamond.jp/series/pandemic/10002/?page=1
事後ワクチンを開発する期間:半年から1年を要する
http://blog.livedoor.jp/asyura2007/archives/50916741.html
政治の状況
参議院議員(森田 高/医師)
http://moritatakashi.sblo.jp/archives/20080221-1.html
日本政府が用意している備蓄量
事前ワクチン:1000万人分...(2800万人に増やす計画)
タミフル:流通量も含めて2800万人分...
足りないよね...