SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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賢い人間の聞き方は緻密

賢い人というのは、聞き方が緻密だ。馬鹿な奴ほど聞き方が大雑把で安易な決めつけをする。私が馬鹿だと思うのは、そういう人の受け答えの仕方から、どういう発想で決めつけているか大抵わかるからだ。でも、そんな理由で決めつけていいの?と思うくらい、短絡的なので驚く。DEATH NOTEのLみたいに「お前の考えている事は大体予想がつく」って感じなのだ。どういう受け答え方かと言えば、途中がない事だ。大体考えつきそうなパターンで構成されている。発想がテレビドラマ的だが、ドラマのシナリオと現実は違うので、混同してはいけない。検討する箇所はもっとあると思うのだ。
 
そういう意味で大雑把で単純すぎる。また、それ故に結論も早い。彼らの経験がそうさせるのだろうが、大抵、その経験の検証を怠っている為に、物事を浅く解釈している。問題はその浅さなのだ。なぜ、そうなるのか?と疑問を持ち、物事の細部を精査すれば、複数の選択肢が自ずと見いだされ、安易な結論になることはない。それだけ考えれば視野が広がり、安易な決めつけがいかに危険なのかが分かるのだ。
 
私もまた決めつけているではないかと思うかもしれない。相手の受け答えの仕方から相手の発想を読み取っているのだから。私と彼らの違いは、発想が飛ばない事だ。彼らの結論と、自分の意見の間の部分を補完するとそうなる。つまり、言葉と言葉の間を埋める作業をしている。彼らの場合は、相手の意見をあらぬ方向に拡大解釈して意見を展開する。イメージ的には言葉を自分の都合のいい様に曲解して決めつける。金田一耕助シリーズの警部の様なものだ。
 
そういう意味では、私は証拠と証拠の間を埋める作業によって結論を設定するが、彼らの場合は、思いつきやすい結論(パターン)に引っ張られてしまっていると感じる。しかし、注意しなければいけない事は、私の説明の仕方がそういう解釈をしやすい曖昧なものなのかもしれない。フォーカスが整っていないので、相手の受け答えもぼけてしまうのかもしれない。そう思ったりもするが、最近は、そうやってあまり他人を過大評価するべきではないとも思う様になった。なぜなら、人というのは他人の事についてあまりよく考えていないから、その程度だと思っても、あながち間違いではないのだ。