SKY NOTE

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熊本大地震、政府の遅い対応、激甚災害への指定が66時間遅れる。

熊本県の状況を考えると、とても不安に感じる。震度6クラスの地震が5回も起きて、始終、地震でぐらぐら揺れてて、それなのに、水や食料の提供が不足しがちで、その上、危険な原発を政府が止めていない。家に戻ろうにも余震または、M8の可能性もある本震が来てしまうと家の下敷きになってしまうので、おいそれとは中に入れない。しかし、屋外だと寒くて眠りにくい。車の中で眠ろうにもエコノミークラス症候群になる恐れがあるので狭い車内で膝を曲げて寝るのは危険、血の塊が出来ないように水分補給を十分にしないといけないのだけど、その水が不足しているので、そうも行かない。

報道されている状況を見ると、あまりよい状況ではない。復旧にかかる自治体の費用を政府が支援する激甚災害への指定がもっと速ければ、行政の対応ももっと早かっただろう。そうであれば、水や食料も、もっと潤沢かつ迅速に提供されていたと思う。

 安倍官邸が最初の地震の後、熊本県の支援要請を拒否!
 菅官房長官は震災を「改憲」に政治利用する発言
 http://lite-ra.com/2016/04/post-2166.html

この政府の激甚災害への指定が遅れたのは、熊本県蒲島郁夫知事が政府に対して、主導的に災害対策に取り組んでもらえるよう「激甚災害の早期指定」を求めていたのにも関わらず、政府は、あろうことか、これを拒否、震度7の大地震が起きていたのだから、地震の報が届いた瞬間に、即時指定するべき速やかに中央防災会議を招集し、激甚災害指定をするべきだったのに、それをせず、「調査」をすると言う対応の遅さ、地震の規模から見れば、即時にやっても何ら指定すると確約し、中央防災会議の結果を踏まえ、指定内容を決定し、実行しても問題ない規模の災害であるにも関わらず、その判断すら迅速にできない。結局17日の夕方になってやっと、激甚災害への指定が行われた。指定を行う方針と言う報道がされた。まだされてはいない。

 4月14日、午後9時25分、熊本県熊本地方で震度7地震
   この間、66時間
 4月17日、夕方 政府、激甚災害への指定との指定する方針との報道

実に災害発生から、66時間も経ってから、激甚災害への指定をすると言う対応方針を決定するという判断の遅さ、災害対応は、一刻を争うものなのに、それが66時間も遅れるとは致命的である。その結果、初動支援の規模が小さくなり、水や食料の提供が遅れていると見ると、被災者の方が水や食料が足りないという話も、こういう対応の遅さが原因であると分かる。

 内閣府:中央防災会議 2016.4.18現在 中央防災会議は開かれてない。
 http://www.bousai.go.jp/kaigirep/chuobou/

 過去5年の激甚災害の指定状況一覧
 http://www.bousai.go.jp/taisaku/gekijinhukko/list.html

安倍首相は「速やかに対応をお願いする」などと言っているが、自分の判断が一番遅かったのに、他人に素早く対応しろとは、逆ではないかと思う。普通は「対応が遅く申し訳ございません」というのが筋だ。首相自身の決断が一番、時間を食い、遅かったのだから。

原発は止めない、即時対応もできず、66時間も時間を空費、その上、そうやって、人々を困窮させた上で、迅速な災害対応の為に、緊急事態条項が必要だと言う。なんの事はない、自分達の判断が一番ノロマだっただけで、法律に問題はなかった。それを法律のせいにして、緊急事態条項が必要だなどとのたまう。やるべき事は、やらず、やらなくていい事はやる。本当にどうしようもない政権だと思う。

毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20160418/k00/00m/040/045000c
2016.4.17現在
避難者  :18万3882人
負傷者  :1063人(内重傷者205人)
死者   :42人
行方不明者:7人
家屋   :2442棟損壊(全壊400棟、半壊1262棟、一部損壊761棟)