久しぶりに秋葉原に行って、ヨドバシカメラで4Kテレビを見てきた。動画映像を見て気づいたことは、ディスプレイの画質は素晴らしいものの、50インチクラスの映像を見ると、動きの激しいところで、動画圧縮の都合で映像がボケてしまい、せっかくの解像感が台無しになることだった。
また、映像は解像度が高くきれいなものの、コントラストや色が解像度に追い付いていない、もっというと、映像がきれいなのに、音声がヘボいので、映像の良さが引き出せていないと感じた。ここら辺はLDACのようなハイレゾ圧縮フォーマットを使ったり、平面でもきれいな音の出るスピーカーを各社作って欲しい。現状では、外付けスピーカーがあった方がいいと感じる。
4Kテレビの解像度が優れている点を活かすのには、圧縮による動画のボケを自然に見せる処理が必要だと思う。あと、動きが滑らかじゃないと感じる。倍速処理も必要と感じた。解像度が向上した分、周辺のあらが目立つ。
目立つアラ
1.滑らかでない:フレームがカクカクしているようにみえる。
→フレーム補間
2.ボケる:早い動作のボケが大画面だと目立つ
(解像度が高いので落差が目立ちやすい)
→動きの早い部分の自然な補正
3.色、コントラストが足りない
→色深度:8bit(256階調)→10bit(1024階調)+量子ドットで色域拡大
4.音声がしょぼい(映像に対する音の品質がアンバランス)
例えて言うなら、映像は本物なのに音は偽物って感じ
→16bit/48kHz→24bit/96kHz + ハイレゾ対応スピーカー
5.立体感がほしい
解像感が高くリアルになった分だけ、平面で表示されると違和感を感じる。
→ダイナミックパースペクティブ:奥行き情報の付加
あるスペックが突出すると、その品質に合わせて、他の分野もグレードアップしないと、バランスが整わないと感じた。映像がリアルになった分、他の感覚も引き上げられてしまい、自分の目には、アラが目立つようになってしまったと感じる。