SKY NOTE

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理系から見た原発

原発を理系の人間が恐れるのは、科学的、技術的に見て核の制御というものが非常に厄介なものだということが分かっているからである。そこで文系の人たちにも分かるように、それがなぜ問題なのか書いてみたいと思う。

1.原発を破壊する要因

・水蒸気

  • 原発が冷却不能に陥ると、膨大な水蒸気が発生する。水が気体になる時、その体積は約1700倍になる。それが瞬発的に起こる事で水蒸気による爆発が起きる。恐らく2号基の爆発音がこれに相当すると考えられる。格納容器内での爆発があったと考えられ、その結果、放射性物質を最も出したのは2号機と言われている。3号基の初期の爆発も、これに相当すると考えられる。

・水素

  • 原発が冷却できなくなり、1855度を超えると、ジルコニウムが溶け、水素が発生する。その水素に酸素と熱が加わると爆発して原発を破壊する。水素爆発による煙は白煙である。よって黒い煙の出た3号基は水素とは別のものが爆発していると考えられる。
  • 水素と酸素の爆発実験『イラスト化学』より
  • 既に熱源としてジルコニウムを溶かした高熱の核燃料があるため、水素濃度が4%を超え、空気中の酸素と結合すれば、制御不能になった原発は、いつでも爆発する。その爆発は、瞬発的なもので非常に破壊力がある。この瞬発性を利用してロケットの燃料に使われたりする。福島第一原発事故では、水素濃度が危険状態である4%に達しないように必死になって窒素を注入したようだが、実際には電力がない状態で十分に注入できたかは疑わしく、爆発を防げなかった。原発は電力がないと非常に無力なのである。また、電力があっても、地震で配管が壊れれば、必要な対策ができなくなり、それでもダメ、あらゆる防護装置が電力によって機能しているため、電力がなくなると制御不能になり、核エネルギーを制御不能になり、発生する水素、水蒸気、核反応により、爆発崩壊する。水素も水蒸気も核反応もどれも激烈な爆発を起こすものであり、危険である。原発は、電力がなくなっても冷却できる非常様復水器という装置もあったのだが第一次安倍政権の時に、それを取り外していた。また、東電に寄れば、取り外してなかった1号機も復水器を稼働させていなかったということで、結局、水素爆発を防げなかった。
  • 福島原発1、3号機爆発映像

・核燃料
あと