TPP断固阻止、ヤバイぞ「日米並行協議」｜渋谷ハチ公前 2013.6.9
2013年6月9日、渋谷ハチ公前で行われたTPP断固阻止、ヤバイぞ「日米並行協議」を途中から撮ったもの。
2週間前から告知、許可をとって、この場で抗議行動をする予定で、本来は日米並行協議の周知のためのデモであった。しかし、そこへ自民党の街宣車が来て、公約違反をした安倍首相本人（動画の25分頃）が来てしまったわけで、日米並行協議の周知活動どころではなくなってしまったというのが実状。TPP断固反対といって政権とったのに、あっさりTPP交渉参加をし、公約違反をした安倍首相に非難が殺到した。
渋谷前にTPP反対に集まった人たちは、左翼とされているが、実際には、右翼と左翼もごちゃまぜで、一貫しているのは日本をTPPの惨禍から守りたいという一心で来た人たちであり、特定のイデオロギーに固まった集団とは違う。
基本的にTPPは、投資家の利益を最大化するための条約であって、金儲けのためならば、国民主権を蔑ろにする条約であり、民主主義を資本の論理で破壊する制度であるため、韓国やカナダ、メキシコの自由貿易の実情をネットで知った人たちが、抗議しているのが実際である。そういう事を御用マスコミの虚偽報道によって何も知らない人たちが、それを左翼だと言って罵っていた。大半の人は、黙ってみていた。
TPPについて
- TPPの自由の意味
- ・賃金カット、首切りの自由 （アメリカは移民の流入で失業が増えた）
- ・長時間労働、残業代なしの自由 （ホワイトカラーエグザンプション）
- ・薬代を高くする自由
- ・国の皆保険をなくして民間医療保険が儲ける自由
- ・強力な農薬、遺伝子組み換え作物の自由
- ・食料生産国が消費国を支配する自由
- TPPのISD条項の構造と問題点を2ページのPDFにまとめてある。
- http://bit.ly/13y6Gq5
- 1.ISD条項の危険性
- 2.三権を包囲するTPPのISD条項
- 3.TPP後の日本社会
- 4.不況をもたらした北米自由貿易協定
- TPPで起こりうるであろう問題
- http://bit.ly/16QR2Lj
- 1.失業と賃金低下
- 2.医療コストの増大
- 3.有害作物の流入
- 4.種の支配
- 5.脱原発が困難になる
- 6.言論の自由が規制される
- TPPによらない経済の提案（TPPに入ってしまうとデフレが進行し景気が悪化する）
- http://bit.ly/12RfSnU 宇沢弘文 東大名誉教授（スティグリッツ教授の師匠）
- 1.宇沢弘文教授とは
- 2.TPPに対する宇沢先生の見解
- 3.スティグリッツ教授の処方箋から日本の景気回復を読み解く
場所は、どういう状況だったかというと、TPP反対の人達、それを煩いといって抗議する在特会、自民党の街宣車、その周りに自民党の動員、安倍首相が来たというだけで見ている人、TPP反対派と自民党街宣車のガチバトルを見物している人などでごった返していた。
在特会は、アイドルの親衛隊に似ていて、安倍首相が公約違反をしようが何をしようが支持する団体らしく、以前はTPP反対運動をしていたのに、今はTPP反対をする人間に野次を飛ばすなどしており、言っていることに一貫性がない。一貫性があるのは自民党を盲目的に支持しているという点であり、主義主張については何も考えていない集団なのではないかと思う。どちらかと言うと、主義主張と言うよりも安倍というキャラクターが好きな集団に思える。多分、何も考えていないんだろう。考えないで特定のキャラクターに追随している集団に見えた。
多くの人は傍観していた。殆んどが無関心層に見えた。ハチ公前は、TPPを知っていて、抗議する人、安倍を支持している在特会、TPPはよく知らないが、ガチバトルを見物している群衆、そんな感じだった。
最後にHDモードで撮った終盤10分、いくつかの演説と、セキュリティ上の理由から、予定を切り上げた様子
【HD】終盤10分 TPP断固阻止、ヤバイぞ「日米平行協議」｜渋谷ハチ公前 2013.6.9
