文章というプログラムコード

文章を書くという事は人というコンピューターに入力するプログラムコードではないかと思ってしまう。分かりやすい文章とは、他人というコンピューターにコンパイルしやすい文章という事になる。
　
簡単な文章とは短くスマートなプログラムコードでコンパイルしやすいコードといえる。難しい専門用語という特殊コマンドは使わず、できるだけ標準APIを活用して書き、実行プロセスも簡素でスマート。そういう文章が理想的。
　
また、ウィルスプログラムの書き方は、人々の怒りなど、皆が抱いている感情に呼応するようなコードを書くと広まりやすい。これはヒトラーがやった。ヒトラーウィルスは、その後、ユダヤ人虐殺へと発展し、最悪の結果を招いた。予防策は、社会に怒りをはびこらせない事。または、怒りを持っていても、それを利用しようとする輩に注意する事。
　
正当な怒りを正当な手段で実践した例は、フランス革命の例がある。あれは正当な主張であり、そういう時には、人々の怒りに呼応したコードを書いても良いとは思う。それをジャーナリズムと呼ぶが、日本のジャーナリズムというコードは汚いのが多くて困る。もっとエレガントでクールなコードが欲しい。
　
いいコードが書ければ、いい実行プロセスにより、良い出力結果が得られるのだが、ダメコードが多すぎて、悪い実行プロセスになり、悪い出力結果しか得られないのは残念だ。