SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

オンリーワンを目指すAppleとユニバーサルを指向するGoogle

最近のAppleの行動は、傲慢と見られているが、オンリーワンを目指す動きだと考えている。通常メーカーとはシェアトップを狙うと考えられているが、Appleの指向するところはオンリーワンだと考えられる。Appleの独自戦略は、シェアがトップになってしまうと身動きがとれなくなる。自社独自のシステムやソフトで固める動きは、シェアがトップになってしまうと、独禁法に抵触する恐れが出てくる。かといって、完全にオープンにしてしまうと、Googleと差別化はできない。Appleが独自であるためには、シェアがトップでは都合が悪い。Appleにとって居心地のいいシェアは、全体の20%くらいではないかと思う。
 
Googleが9割のシェアを握って、Appleが2割のシェア、Microsoftは5割というシナリオが私の想定するWeb時代におけるマーケットシェア。10割以上になってしまうのは、GoogleのプラットフォームはブラウザベースなのでWindowsMacを使いながらChromeを使う事ができる為、シェアの一部が重複する。
 
結局Googleがシェアトップになるのは、参入障壁の低さから見て、ほぼ確実である。ここでAppleが取りうるべき行為はシェアトップを争うのではなく、差別化である。差別化と言うのは自由なシステムには、必ず弊害が生じる。その弊害とは無縁のシステムを組むのがAppleと言える。例えば、Macはウィルスは少ない。なぜなら、シェアがトップではないからだ。ユーザーにとって快適な環境は、必ずしもトップシェアではないのだ。マイナーであればこそ、Appleは自社のプラットフォームを自由にコントロールできる。そして、コントロールされた弊害の少ない環境、それがAppleの目指している方向性だと思う。トップシェアを狙うのであれば、矢継ぎ早にアプリケーションの規制をするのは得策ではない。デベロッパーが離れるような事をしているのは、トップを狙わず、自分にとって都合のいいシェアにする為ではないかと思う。
 
Appleは「Think different.」という言葉にもあるように、人と違う事をするメーカーであって、皆が使う事で平凡になってしまうのを避けたがっているように見える。