SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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ストーリーで伝えるという事

録画しておいたカンブリア宮殿物語コーポレーション(5月17日放送)を見る。そこで、ストーリーがテーマになっていたので、面白く見させてもらった。
 
そこで村上龍が短編集の話をした時、食べ物のおいしさを語る時に1人の女性がフラれた話から始まって、傷心旅行の中で、一流のお店のどんなにおいしい料理を食べても、彼の事を思い出して、おいしくなかった。ふと、立ち寄ったお店で食べたムースを一口食べた時...私はその時、彼の事を忘れた。つまり、読者がこの女性の歴史を共有する事で、そのムースのおいしさを伝える事ができる。ここで思った事はストーリーとは歴史なのだ。そう考えた時、歴史という事は、物事の経緯を追体験することでイメージが強調されるということだから...つまり、小説のような文章は時間表現型メディアではないかと感じた。つまり、絵であれば、色や形で物事を表現するのだが、文章は時間(歴史や経緯)で物事を表現する。文章(ストーリー)の中で読者と同じ時間(歴史)を共有する事で、言いたい事が伝わるようになる。つまり、今まで私が人に物事を伝える事ができなかったのは、伝える内容のみを伝えて、なぜそういう事が大事なのかという事に至るまでの経緯(歴史)を書いていなかったからなんだと思った。
 
私の文章には追体験(ドラマ/歴史)が足りないのだ。だから伝わらない。