SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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国家権力と情報統制

疑似児童ポルノについて書いたら、GoogleのBlog Searchでトップになった。20時間前と書いてあったので、その20時間内のBlogを押しのけてトップになったという事なのだろう。しかし、翌日見てみると、上位ではなく、100件表示の2ページ目、3ページ目にも登場しない。ランキングが大幅に下がっていた。しかし、ページ自体がGoogleで検索不能になっている訳ではない。疑似児童ポルノ、SKY NOTEと検索すると、出て来る。どうやら抹消されたのではなく、ブログランキングが急激に下がっているようだ。
 
しかし、あまりにもランキングの変動が不自然なので何らかの恣意的要素が働いた事は間違いない。統計データを用いて、警察を厳しく糾弾したわけだから、この程度の事は予測していたが、実際にあってみると、「これが国家権力という奴なのだろうか...」と思った。その感想としては、国家とは、要するに公の羊の皮をかぶったオオカミだと言う事だ。つまり、国の機関という大義名分の名ものとに、その中の人間の恣意的要素が認められる可能性を今回のblogランキングでは感じた。
 
私のblogの主張は、治安を脅かすものではなく、むしろ、今回の疑似児童ポルノという表現を用いて、性犯罪抑制効果のあるポルノを取り締まろうとする警察の方が治安を悪化させる存在であると述べている。それは日本国内のみならず、各国の統計資料を見ても明らかだ。私が参考にしたデータは、犯罪白書であり、警察の統計資料そのものなのだ。
 
問題なのは、事実を書いた事で権力の介入が入った可能性がある事だ。つまり、治安でもなんでもなく、ただ事実が標的になったのである。これは恐ろしい兆候だと思った。つまり、警察は私のblogがトップになる事で事実が公になる事を恐れた。嘘が含まれているのならば、警察は私のblogを恐れる事はなかっただろう。しかし、私は嘘を書いてはいない。間違った部分は修正を加えている。
 
今回のGoogleブログランキングでは事実が公的機関の介入で標的になる可能性を示した事が興味深かった。国家権力に改正児童ポルノ法のような情報を統制する可能性のある法律を与えてはいけないと思いを新たにした。
 
このブログランキングでは、私の他の記事には影響がないみたいなので、そのページのみをピンポイントで規制しているようだ。なぜ国家権力だと思うのかというと、この記事が警察にケンカを売っているという事と、怪しい児童ポルノ法というページが以前Googleからブロックされていて検索できなかった事を勘案して、どうやら警察がそういう事をしているようだ考えるのだ。
 
Googleにそういう要求が出来るのは、国か、その他の何らかの組織という事になる。今回は警察に喧嘩を売っている訳だから、相手は警察だろうと考える訳だ。しかし、警察も完全にブロックするのではなく、ランキングを落とす戦略に切り替えたのは、なかなか姑息で巧い手を考えたものだ。その姑息さが、どの程度ネットに通用するか見物だ。若干危険だと思ったのは、人々が検索エンジンに依存することで、検索エンジンを規制すれば、ある程度の情報統制が可能になる事だ。Googleという中央集権的メディアではなく、トラックバックなどの横方向に連なりが必要と感じられる。民主主義を守る為には、中央集権的なメディアではなく、分散していても、扱いやすいメディアが必要なのかもしれない。それは制御不能なメディアをさすのだが、しかし、既にインターネット自体が制御不能なのだ。
 
だから今までと何ら変わらない。民主主義を守る為にはマルチキャストP2P技術を用いた分散型の検索エンジンが必要かもしれない。