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新しい液晶:シャープのUV2A

テレビ向け次世代液晶パネルの中核技術
「UV2A(ユーブイツーエー)※3技術」を生産導入
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/090916-a.html
 
シャープのプレスリリースによると、この液晶は...
1. 「沈み込んだ黒」を表示する高コントラスト「5000:1」(従来比:1.6倍)
2. 圧倒的な省エネ化を実現する高い光利用効率(開口率従来比:20%以上アップ)
3. 次世代の3Dテレビにも対応できる高速応答(従来比2倍の速さ)
4. パネル構造のシンプル化による生産効率の向上
 
...という事なのだそうだ。

シャープ、コントラスト1.6倍の新液晶パネル技術「UV2A」
−応答速度2倍で3Dテレビにも対応。20%の省エネも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090916_315860.html
 
...またAV Watchの情報によれば、通常の液晶と違い、書き換えが一気に行われるのだという。恐らく、この性能は残像感の少ない表示に結びつくと考えられる(従来の液晶は液晶素子がドミノ倒しの様に徐々に変化する)
 
この液晶のメリット
 
1.ハイコントラスト(5000:1)
2.高速表示(250Hz 4ms)
 →高解像度(フィールドシーケンシャル 83Hz/RGB:画素数3倍)
3.低コスト(構造がシンプルなため)
4.省エネ(開講率20%アップ)
 →さらに省エネ(フィールドシーケンシャル 40%削減)
  フィールドシーケンシャル(0.6)×開口率(0.818)=50%削減
 
これらの要素の中で視野角がどの程度なのかという説明がなかったので、多分、その確認はCEATECでという事になるだろうが、それをさっ引いて考えてみて、最も重要な性能は高速応答と見る。250Hzあれば、フィールドシーケンシャル液晶にすることで、4k液晶が低コストに作る事が出来る。また、蛍光体を使わないので、60%の電力で済む。そうなると従来の液晶の半分の光で同じ明るさが実現できる計算になる。(0.6(フィールドシーケンシャル)×0.8(U2VA)=0.48)そして、LEDの発光効率が2015年に200lm/wになれば、消費電力は、従来(100lm/w+従来の液晶)の1/4になる計算になる。
 
つまり、省エネ、高解像度となる。そして、最終的には、解像度を右目用、左目用専用の表示に切りかえられれば、3D液晶も可能となるだろう。欲を言えば1msで広視野角という事が明言されていれば面白かったのだが、若干中途半端な感じがする。