SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

軍隊とテロリストの違い

ブッシュ政権が「テロとの戦争」と言う失政を行なっているのは周知の事実だと思うが、大統領が変わるこの時期に、テロリストと軍隊の違いという観点から、テロリストというものを定義したいと思う。

テロリストと軍隊の違いは、ウィルスとライオンの違いと言える。ライオンをやっつけるには銃が一番だが、ウィルスをやっつける為には薬が一番だ。

ライオンは物理攻撃が有効だが、ウィルスに物理攻撃は通用しない。厳密には体の中にいるテロリストをやっつける為に物理攻撃をしてしまうと、体の正常な組織にダメージを与えてしまう。

故にウィルスには免疫が有効だ。免疫の仕事は、異物を探し出す能力が主であり、これは社会で言えば、警察力に相当する。警察は社会の抗体なのだ。抗体には秩序が必要だ。なぜなら、正常な細胞を攻撃しない為に、敵か味方かを区別する必要があるからだ。軍隊にはその区別はない、なぜなら、軍隊の目的はとにかく敵をやっつける事なのだから。敵だけをやっつける警察と違って、敵以外のものも傷つける軍隊ではテロリストをやっつける事は出来ない。敵以外のものを傷つけて恨みを買う事で、更なるテロリストを生む訳だから。

テロリストがウィルスに似ているのは、国というものを体に例えると、国が戦争などで弱体化している状態を体力が弱り、免疫力が落ちている状態とすると、ウィルス(テロリスト)がそこに侵入しやすくなる。そして、国自体を乗っ取り崩壊(肺炎を起こ)させる。

日本は、アフガニスタンに駐留しているアメリカ軍(ライオン)を支援をするのではなくて、カルザイ政権の警察力を強化する為の経済支援をするべきだ。中央政府(体力・免疫)の強化こそ、本当にしなければいけない亊なのだ。

アメリカがアフガニスタンのテロとの戦争においてアメリカ軍に1兆円相当の支援を各国に呼びかけているとニュースでやっていたので、そんな金があるのならば、アフガニスタン政府の警察力を強化した方がいいと思った。貧しい国だから1兆円もあれば、かなりのことが出来ると思う。

本当にテロと戦うには、ライオン(軍隊)よりも免疫(警察)が必要なのだ。

警察力の強化と農業支援によって、国に安定をもたらす事。それが本当に必要とされている事だ。銃よりパンと法が必要なのだ。