SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

福田総理の辞任をうけて、決断とは何ぞや?と考えてみた。

福田総理の辞任をうけて、決断とは何ぞや?と考えてみた。

決断とは、福沢諭吉2枚が手に入るかもしれない可能性の為に、実際にある福沢諭吉1枚を焼き捨てる事かもしれない。つまり、捨てる覚悟がなければ出来ないのだ。

つまり決断は、捨てて得るものが、捨てるものよりも価値があると自分で決める事だ。つまり、優先順位の設定なんだな。福田総理はトップが決めた事を皆が納得する様に調停する事は上手だったけど、自らがトップになって、あるものを捨て、あるものを生かすという決定が出来なかった。それが決断の遅さに結びつき、結果として破綻してしまったのかもしれない。

「捨てる神あれば拾う神あり」これが決断の精神かもしれないなと思う。

福田総理が総理としてふさわしい行動をする為に必要だったのは、優先順位を国民に設定し、それ以外のものを捨てる覚悟が必要だった。もし、それが出来ていれば、決断のスピードが速くなっていたかもしれない。そのかわり、周りに恨まれても、国民に支持される事で帳尻があったかもしれない。

福田総理は、官僚や他の政治家と国民を同列に置いてしまい、その間で右往左往して決断が遅れた為に、何を考えているのか分からないと思われて、支持率が上がらず、最終的にギブアップしたというのが私の見た感じ。

決断とは何が一番大事か、常に意識している事によって素早くできる。彼は何が一番大事かよりも、人の話を聞き、バランスをとる亊を考えた。しかし、バランスをとるだけでは国の方向がハッキリと定まらない。調停と決断は違うのだが、それを混同してしまった事が致命的だったと思う。

肉を切って骨を絶つ勇気がないと決断は出来ない。福田総理は肉を切らず骨も切らず、皆を生かそうとした。しかし、それは決断の遅れとなって現れてしまった。それが支持率の低迷につながり、勝機を逸したと思う。そして、国民目線ではなく省利省益を考えるダメな官僚の言う事も聞きすぎた。ダメな奴の言う事は捨てていい、捨てないと自分が破滅するという意識が十分にないと政権が維持できない。

自民党が官僚に依存しすぎて、捨てるに捨てられない状態になっているとしたら、もはや自民党そのものに決断力がないと考えていいだろう。そういう意味で、今度の選挙では政権交代を一度やってみるべきだと思う。