SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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やっと風邪が治った

やっと風邪が治った。20日間も風邪をひき続け、風邪にやっと勝った。今回の風邪は手強かった。最初に熱(38.7度)でダウン。その後、咳で眠れなくなり、頭が朦朧とする日々が続いた。体が弱るといい事は殆どないが、あるとすれば、謙虚になれるという事だ。弱くなると体を粗末に使っていた自分が恥ずかしくなる。

僅かな手間を省く為に体を粗末に扱う。例えば飯を食うのが面倒だから抜いてしまったり、夜更かしをしたり、食事を作るのが面倒だから、適当な食事になってしまったり、風呂に入るのが面倒だからといって入らなかったりする。そういう不摂生の積み重ねが風邪になった。そういう自分を愚かだと思う謙虚さが風邪で体が弱ると感じられる様になる。

でも今回、風邪によって20日間を無駄にした事を考えれば、風呂に入る事も三食きちんと食べる事も、夜更かしをしない事も、無駄(面倒)ではないと思える様になった。むしろ、そういう事をしない事で20日間も無駄にした事を考えれば、面倒なようでいて、実は、より面倒な事(風邪などの病気)を避ける為には実は必要な事だと思える様になった。

つまり、本当に面倒な事は風邪であって、日常の些末な面倒は、それに比べれば大した事がないのだ。昔、私は歯を磨かない子供だった。でも、今は歯を磨いている。私は歯を磨かなくても虫歯ならない子供だったのだが、歳を取るにつれて虫歯になる様になり、モノが食べにくくなったり歯がグラグラし始めてきたので、歯を磨いた方が歯も痛くないし、モノが楽に食べられると思ったら、磨くのも面倒ではなくなった。

それと同じことを今は思っている。歯を磨く様になった様に、私も生活の不摂生を正そうと思う。今回の風邪はそのように改心させるほど強力だった。熱が出て頭がガンガンして、その後、気管支炎を起こして咳で眠れないなんて本当に嫌だと思った。

今回の風邪は、万年不摂生の私を反省させるには十分に強力だった。それくらい本格的な風邪だった。なんだか歳を取るにつれて風邪のパワーがバージョンアップしている様な気がする。そういう危機感を感じさせるものだった。もっともH5N1型に比べれば、こんなもの大した事ではない。H5N1型に感染すれば、内蔵がやられて多臓器不全で死ぬ。かろうじて生き残っても、何年かしたら、損傷した臓器のどれかがガン化して、再び苦しめるだろう。そういう意味では今の日本は、壮大な不摂生をしている。H5N1型に対する備えが全然出来ていない。

他の国と比べて陸路でつながっていない日本では現在に至るまで人間の感染者がゼロである為、危機感が薄い様な気がする。しかし、一度人間に感染する様になればウィルスが飛行機に乗って海を越えてくる。そうなってからでは遅いのだ。病で苦しんだ目から見ると、日本政府は愚かだと思う。バカとさえ思う。