ただ、耐えるだけだったらアホでも馬鹿でも出来る。本当に偉いのは物事を上手に解決できる人。だから、忍耐は「強い」という事であって「偉い」わけではないと私は思う。
私にとって、エジソンは偉い人であり、祖母は強いだけの人だった。祖母が自分が正しいと思うのは勝手だが、祖母は偉くはないので正しくはない、ただ強いだけ。己の強さを相手に押し付けて人を（人を安易に我慢させて）苦しめている人だった。
強さが正しいというのならば祖母は正しいが、私は偉い事、つまり、問題を解決できる人が正しいと思う。エジソンだって何度も失敗した。だから、忍耐を否定はしない。だが、エジソンは問題を解決する為に我慢していたのであって、何も解決しないでただ我慢するだけだった祖母とは違う。
何の目的もなく我慢をするのと、きちんとした目的があって、それに対して我慢するのとでは同じ我慢でも天と地ほどの開きがある。なぜなら、前者は問題が解決せず、後者は問題が解決するという点で全然違うのだから。
