SKY NOTE

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不安が視野を偏らせる

自転車に乗っている時に自分の過去の失敗を思い返してみると、特定の要素を見すぎて他の要素がお留守になって失敗している。そう言う時は、大抵、困難なことや苦手なことの場合が多く、要するに不安なのだ。

自転車で走っている時に特定の方向に意識が集中し過ぎると危険なことから分かるように、本当に必要なのは、全体を万遍なく見て総合的に判断できるということが注意力といえるのだが、危機的状況で不安が生じると、道路で言えば、真正面にある通りにのみ意識が集中し、後ろや横に意識が振り向けられないために、そこからくる問題がノーマークとなって失敗する。

自転車で、そんな運転をしていたら即、交通事故である。よくよく考えてみると、そういうことばかりして失敗しているので、要するに不安のセルフコントロールが出来ていない。不安なときほど、周りをよく見て、それを冷静に判断して総合的に判断する必要がある。特定の視野に偏ってはいけない。偏れば、危険となる。

危機的状況になっている時ほど、一歩引いて冷静になる必要がある。それは自転車の運転と同じだ。深呼吸をして周りを見て冷静になる。不安は、より状況を危険にするのでセルフコントロールして対処する。自転車でそれができているのは、何度も何度も失敗して、それが経験として積み上がっているからだ。そして、何が危険か把握しているので、冷静になったり、対処の仕方が分かる。そして、危険だと判断すればスピードを落としたり、小回りがしやすいように変速を軽くしたり、目に意識を集中して、対処する。

注意力とは、経験に裏打ちされた判断力と冷静さによって生じる視野の広さから生じる。不安になると、それが偏ってしまって失敗する。つまり、不安だからこそ、周りをよく見て総合的に判断するという一歩引いた姿勢が必要だと、自転車に乗りながら思った。

特定の視野に集中しすぎてはいけない、状況は360度で起きていることを自覚すること。危険だと思ったら、まず立ち止まって、一歩ひいて、深呼吸して周りを見て、総合的に判断すること。それが注意力というものなんだと思った。