SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

H7N9型鳥インフルエンザウィルス、中国で7人感染、内2人死亡、1人重症

H7N9型鳥インフルエンザウィルスで2人上海で亡くなったそうだ。

 J-cast:世界初、中国で「H7N9型」鳥インフルが人へ感染
 http://www.j-cast.com/2013/04/01172106.html?p=1

H7N9型鳥インフルエンザウィルスは、人への感染例はこれまでなかったが、上海で2人の男性が発熱や肺炎などで症状で死亡。

 2013年3月 4日 87歳の男性死亡(症状:発熱と肺炎)
 2013年3月10日 27歳の男性死亡(症状:発熱と肺炎)
 2013年3月30日 中国当局、感染を確認
 2013年3月31日 中国当局、発表(当局の確認時期が本当かどうかは疑わしい)
 2013年4月 2日 3月9日発病 中国東部安徽省の35歳の女性重体/危篤状態
                  (症状:発熱と肺炎)
            南京市などで新たに4人の感染が確認

感染経路は不明、この3人(上海:2人、安徽省:1人)との濃厚接触者88人に発症の兆候はなく、現時点で人から人への感染例は確認されていない。

中国当局の問題点

  • 感染症は時間との戦いなのだが、中国当局には、隠蔽体質があるらしく、過去の2003年のSARSの時も発表が遅れたり、WHOの調査受け入れを拒否するなど、非常に問題のある対応をしている。ただ、当時と違ってインターネットが普及しているので、現在だと非公式情報の方が出てくる可能性もあるという観測もある。

そこでH7N9型ウィルスについて詳しい情報を探してみると、NHKの解説記事があった。

 NHK:【解説】 H7N9型ウイルスとは(2013.4.2)
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130402/k10013629491000.html

感染源

  • 野鳥や鶏(家きんは感染しても死なない)
  • 2011年12月:群馬県伊勢崎市の沼:野鳥のふんからH7N9のウイルスが検出

感染経路

  • 過去の鳥インフルエンザが人に感染したケースでは、ウィルスに感染した家きんとの関連が指摘されていた。

症状

  • 発熱と肺炎。過去の感染例では、H7型の鳥インフルエンザウィルスに人が感染して重症化したケースは報告されていなかったというが、今回のものは、免疫がないので重症化し、肺炎で死亡するケースも出てきている。

ワクチン

  • なし

今回わかった情報をまとめると、症状は発熱と肺炎、人から人への感染例は、中国当局の発表によるとないらしいが、どうやら今回発見されたH7N9型ウィルスは過去のH7型の鳥インフルエンザウィルスと違って、重症化する傾向がある。そして、主に野鳥がウィルスを持っていて、日本でも2011年に群馬県の野鳥の糞から確認されている。

総合すると...

ウィルスの特徴
 弱い感染力(人から人へはない)、発症すると発熱、肺炎、死亡に至るケースもある。
 人へ感染しやすく遺伝子が変異していることが確認された。(国立感染症研究所/日本)
感染源(推定)
 鶏や野鳥(過去の報告では鶏はH7N9型に感染しても死なない)
感染地域
 中国:上海(2人:死亡)安徽省(1人:重体)江蘇省南京市(4人:感染を確認)

 不気味な新型鳥インフル 死亡者発表は4週間後
 

地図で上海、安徽省江蘇省を確認してみると、まるで、上海から川を遡って上流へ行くように感染者が発見されているので、水鳥が感染源ではないかと考えてしまう。多分、中国当局も血眼になって感染源を探していることだろう。