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放射能に汚染された瓦礫の処理

2011年12月28日 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章瓦礫処理について)9分19秒

たねまきJ「大阪府瓦礫受け入れについて」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1324.html

要約:小出教授の話を要約
1.セシウムは、フィルターでほとんど除去できると見られるが現場でテストしないとダメ
環境省によると高性能フィルターを使えば99.99%とれるとの事。
大阪府は100ベクレル以下の瓦礫を処理するといっている。
・高性能フィルターは熱に弱いのでセラミックフィルターを使うことになるだろう。
・現場でテストしなければいけない→机上の話ではダメ
 →東京が排気系等のテストもしないまま、燃やそうとしているということには抗議
  ・住民をきちんと守れるという前提がないとダメ
  ・排気系等を現場でテストをしない限りやってはいけないと言っている。
神戸大学:山内知也先生の試算1日120t処理→99.99%のフィルタ→44万ベクレル/年間
 →福島の場合、1平方メートルあたり、数百万ベクレル既に汚染されている。
  →その数値が正しければ、それほどの汚染とは言えないというニュアンスだった。
   補足:実際東京の汚染レベルでも1〜3万ベクレル/平方メートル
   補足:年間44万ベクレルだったら大したことないといえなくもないというニュアンス
      既にそのレベルの汚染がされている地域では、相対的な変化は生じない
2.灰の海への埋め立てはダメ、東京電力に返すべき
大阪府の灰を海に埋め立てるなんていうのはダメ。(危険)
 →東京電力の所有物なので、東京電力に返すべき

この内容で分かったのは、フィルターを使えば、セシウムを99.99%(1万分の1)除去できるであろうということ。しかし、やってみないと分からないのできちんとテストをし、安全かどうかを確認してから、やるべきとの事だった。

きちんと高性能フィルターを設置し、(設置には1ヶ月程度かかるらしい)日量120トン処理をして、年間44万ベクレルであるならば、それほどの汚染レベルでは無いので大丈夫ではないかというニュアンスだった。そして、燃やした灰は、危険なので海に捨てるなんてことは絶対にやってはいけないので東電に返すべきの事だった。

フィルターを実施テストをして、他の核種においても同様に大丈夫とのことであれば、比較的線量の低い瓦礫ならば、小出教授の言うようにやっても大丈夫なのかなと感じる。環境中の汚染レベルはフィルターを使えばかなり低く出来る。実質的な問題は軽微と見られる。フィルターを使えば、せいぜい汚染されるのは、焼却施設の敷地内に収まるような軽微なものになりそう。しかし、実際にやってみないとわからないので福島の現地でテストをするべきというのは、当然だと思う。灰の処理は個人的には、どんな灰でも危険なので海に捨てるなどせず、ローマン・コンクリート(1000年持つ古代コンクリート:ジオポリマーとも言う)で固めて300年以上、人里離れた所で保管するべきだと思う。(300年立てばセシウム137であれば1/1000になる)他の核種は残存するものもあるが...最も量の多いセシウムを閉じ込めるという意味で重要。(灰の方は燃やした分、高濃度の放射性物質と化しているので厳重な管理が必要)

 資料:Wikipedia:ローマン・コンクリート(古代コンクリート)
    (一般的なコンクリートは化学的な安定性が低く、30年程度でボロボロになる)

引用:ローマン・コンクリート(英:Roman concrete)とは、ローマ帝国の時代に使用された建築材料であり、セメントおよびポッツオーリ(イタリア・ナポリの北にある町)の塵と呼ばれる火山灰を主成分とした。現代コンクリートの倍以上の強度があったとされる。ローマのコロッセオには古代コンクリートも使用されており、現在も存在しているのはそのためとされる。現代のポルトランドセメントはアルカリ性でだんだん中性になって崩壊するが、古代コンクリートは炭酸化していくので強度が数千年も持続している。結合構造も古代セメントはジオポリマー(Geoplymers)と呼ばれるものである。また、現代のセメント建築物は鉄筋コンクリートとしないと強度が保てないが、古代コンクリートはその必要がないといった根本的な違いがある。ローマ帝国滅亡後は使用された痕跡がないとされる。近年、古代コンクリートは徐々に見直されつつあり、日本でも鹿児島大学の武若耕司がシラスの有効活用のために研究をしている