SKY NOTE

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ピントが後から合わせられるカメラを米Lytroが発表

ピントは後から合わせればいい──米企業、画期的なカメラを製品化へ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1106/23/news099.html

IDFでフォーカス範囲・位置を後からコントロールできるソフトウェア技術が披露
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2008/04/03/8249.html
 
どうやら、光を点で解釈するのではなく、光の向かう方向を見て、その収束点を演算処理で割り出してフォーカスを合わせるようだ。一見ぼけた映像でも、実は収束点が定まっていないだけで、光の向かう方向が分かれば、その収束点からピントのハッキリした写真を予測できる。それを複数のマイクロレンズを使う事で、方向性を割り出し、収束点を見つけ出してフォーカスを合わせる。
 
同社のサイトを見ると分かるのだが、サンプルの映像のフォーカスを合わせたいポイントをクリックすると、その部分がシャープな映像になる。しかし、それが有効なのは近景だけで遠景は、ぼけたままという点から、光の位相差が割り出せる状況の時はフォーカスを合わせられるけど、遠景のように位相差が少ない状態の時には、合わせられない事が伺える。しかし、映像の中の位相差が分かるという事は、立体映像に応用する事も可能なわけで、ある意味、立体カメラも演算の仕方次第で出来てしまうと言う事になる。つまり、トンボの目のような複眼レンズで立体写真が撮れるのだ。自分は、このカメラは、ピントを合わせるカメラと言うよりも立体カメラの方が意味としては大きいと思う。
 
後は、手ブレを何とかしてくれたらいいな。光の方向から演算処理でフォーカスが合わせられるのならば、ジャイロセンサーで動いた方向と量を割り出し、そこから生じた位相差を補正する演算処理でブレをなくすも出来るかもしれないと感じた。つまり、ソフトウェア手ブレ処理も出来るのではないかと感じる。演算処理が沢山必要だとは思うけど。