SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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わたしの好きなSONYなら、こういうデジカメを作っている

昔のソニーは好きだった。梁山泊でチョット傲慢であったが、製品設計に哲学があった。しかし、今のSONYは、哲学もなく社会に安易に迎合するサラリーマン的な製品しか作れなくなった。成果主義導入後に、その傾向が顕著になった。(挑戦しないSONYSONYではない!)そこで、その本物のSONYだったら、こういうデジカメを作っていたという「見本」を提示して、SONYに改心してもらおうというのが、今日の記事の目的である。では、その仕様からいってみよう。(つまり、今のSONYは偽物なわけね)
 
本物のSONYのデジカメ(今のSONYは偽物だ、ソーニ違いない(笑))
・撮影素子:600万画素 1/1.8 裏面照射型 × 2眼式 3Dデジカメ
・広角レンズ(24mm~100mmの4倍ズーム:それ以降は超解像ズーム)
・アンドロイド搭載 or アンドロイド携帯から無線コントロール制御(YouTubeUStreamにダイレクトに接続)
GPS+3軸センサ搭載+方位センサ搭載(カメラの位置や向けている方向やアングルで写真を分類)
無線LAN or Bluetooth3.0で写真を無線で転送(遠隔操作、映像中継機能および、写真共有)
・1280×720 3Dムービーを撮影(オプションのバッテリーで120分連続撮影が可能)
 ・H.264 or Motion JPEG2000(動的再構成チップでエンコード
・充電はUSBまたは、無線方式
・光学式手ブレ補正および、動的再構成チップによる手ブレ画像補間処理や超解像処理
・ソフトAIフォーカス(画像情報からフォーカスを判別する高性能AI)
タブレットやPCで遠隔操作が可能
 ・オプションの可動スタンドで遠隔操作で上下左右を調整可能(R2D2みたいな...)
 ・ワイヤレス中継が可能(UStreamYouTubeへアップロード)
・価格は10万円以下(だが通常のデジカメより倍の値段はする。昔のSONYの価格設定)
 
このデジカメの仕様は、立体写真であるばかりでなく、その立体写真の撮り方も、全く今までと違う。オプションのスタンドを使えば、タブレットやPCやPSPSONYAndroid携帯電話で遠隔操作が出来、その映像を通信回線を通じて中継する事も出来る。さらに画素数をバッサリ切った大型の高感度なセンサーを備えている為、手ブレの影響を受けにくく、ダイナミックレンジの広い立体感のある映像を撮影できる。撮った写真の整理もアンドロイドを使って簡単にクラウドに写真をアップロードでき、付属ソフトにAI機能が搭載され、似たような画像を自動的に分類整理してくれる機能がある。通信回線に繋がっていれば、登録されているデバイスでいつでも見る事が出来る。そういう事が無線LANと専用Androidソフトを通じてシームレスに行える。もっというと、PSPからも操作できる。
 
ボディの形状も変形してムービーモードとフォトモードがある。立て掛けて使う事でビジュアルマイクとして使えたりする。オプションの魚眼レンズとサラウンドマイクによって3Dサラウンド映像を撮影できる。非常に面白いカメラである。さらにプログラマブル機能もあり、入力している画像のある物体を目標として指定すると、追従する機能も搭載されている。それを遠隔操作で指定できる。(専用スタンドがあると非常に柔軟性の高い性能を有する)つくり過ぎると、米軍に文句言われるくらい高性能である。(オプションのソーラパネルで自己充電も可能)
 
オプションの3軸センサ連動型ヘッドマウントディスプレイによって、首の動きに合わせてカメラの映像が追従する。それによって、その場にいなくても、まるでそこにいるかのような立体映像が見れる。昔のSONYだったら、こういう事を考えているはずである。例えば、足が使えなくなった老人が、昔登った山の風景を見てみたいと思ったら、家族が、その山にカメラと三脚を持っていって、「お父さん、ここでいい?」とか言って、病床からヘッドマウントディスプレイで見るとか、そういう事が出来る。キャッチフレーズは「目を持ち歩けるWalkman」(カメラ本来の目的)昔のSONYだったら当たり前のように作っていたはずである。AIBOには、少なくとも、その方向性があった。でも、その技術をTOYOTAに売っちゃうところが今のSONYのダメなところ。MotionJPEG2000なのは、H.264みたいな複数フレーム圧縮だと遅延がどうしても生じるが、MotionJPEG2000のように一コマずつ圧縮している方式だと、遅延を最小に抑えられるから。(しかし、屋外回線では充分な帯域がないのでH.264に切り替わる)3Dでない時はフルHDで撮影できる。それを動的再構成プロセッサによって実現する事で、ソフトウェアで圧縮方式を切り替える事が出来る事が新しい。
 
今のSONYがイミテーションSONYから、リアルSONYになるのはいつだろうか?自分のような革新派がSONYに企画書を持っていって採用されるようであれば、すぐにSONYは本物になる気がするが、最大の問題は、そういう「夢想」を評価できるマネジメントをSONYが失った事にあるのだろう。これらの技術は全て、SONYの技術リソースを活用すれば充分、実現可能なものであり、決して夢物語ではない。問題は、その夢を実現させようという夢想を抱く経営が出来なくなった事にある。技術的には出来なくはない、する勇気を失っているというのが正しい。もし、その勇気を持てればSONYは再び、過去の栄光を取り戻すであろう。挑戦するSONYを待っていたという多くのファンがお金を出して買うだろう。新しい写真の撮り方や活用の仕方を発明し、世の中に果敢に問うてゆく、それでこそSONY。皮肉な事に小さかったソニーの方が挑戦できて、大きくなったSONYの方が臆病になってしまった。マイナーを避けている段階で、新しい事は出来ない。なぜなら、新しい事は全て最初はマイナーからの出発を余儀なくされるからである。今のSONYは規模の論理でイノベーションを否定している。
 
私のSONY
「これ位のものを作らないとオレはSONYとして認めない!」(笑)
「今のSONYは偽物だ。"アレ"がSONYであるはずがない」と強烈に思い込む私でした。
 
単純なものでは立体映像の電話サービスだが、これは携帯で出来てしまう。デジカメだと高画質になるので、映像が美しい事に意味が生じるサービスであることが重要。美しいものは説得力がある。例えば食品、立体感があるとおいしそうに見える。衣類も立体感があると奇麗に見える。家電製品も形状が具体的に分かる。あるいは思い出も美しく残っているといいからアルバムという古典的なものでもいいな。資料も立体だといいな。風景も立体だと、違ってくる。立体映像に窓のフレームをつけて、BGMつけて、そこにテーブルと椅子を用意してアバターを使って対話するなんてのもいいかもしれない。海の見える風景を眺めながら人と話すのは雰囲気があっていいではないか。インターネットでその場所に行く事なく、立体映像を使って、人と話せる。考えてみれば電話というサービスは100年以上変わっていない。雰囲気を楽しみながら話せる電話があってもいいではないか。奇麗な浜辺の立体写真の真ん中にARでテーブルを置いて、アバターを使って複数の人と集まって話をするのも結構いいかもしれないが、もしかしたらパースの調整が結構難しいかも...(でも3軸ジャイロの情報があれば、結構簡単にパース調整できたりして...)