SKY NOTE

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JEFF HAWKINSの脳科学の話が面白い!

#TED 脳科学についてお勉強。天才がかなり気合入って喋りまくる怒涛の20分。おもろすぎです。
http://zuchaga.posterous.com/ted-httpbitlybibhpf

日本語字幕付動画はこちら...
http://www.ted.com/talks/lang/jpn/jeff_hawkins_on_how_brain_science_will_change_computing.html
 
上記のblogで見た脳科学の天才のコメントは、とても面白かった。和訳が下の方にScribdというスクロールできる文章がある。画面に映っているのは、英語だがスクロールして、下の方を見ていくと、英文のあとに和訳がある。この和訳が非常に面白い。20分間のコメント全てが書かれていて、非常に長いのだが、内容が興味深く、全部読んでしまった。
 
特に興味深かったのは、知性は、未来を予測できるかどうかによって定義づけられるという。コンピューターは過去の情報を蓄積する事は出来るが、予測をする事が出来ない。そこが人間との違いなのだと、人間はリアルタイムで(常に)予測をしている。そして、その予測には過去の記憶が使われており、過去に同様の事があった事を思い出して未来を予測しているのだという。
 
このことから、絶望やスランプの説明が出来るのだ。失敗という過去の記憶が、脳の無意識の予測活動によって連想される事で過去と同様に失敗するとかミスをすると考え、絶望したりスランプに陥ったりする。つまり、絶望やスランプは、過去の記憶に振り回されているといえる。これを正す為には、脳の予測活動に疑問を挟むように「思考」する必要がある。つまり、脳が常に予測している状態を電車が走っている状態とするならば、絶望駅に向けて走っている電車(予測活動)を思考という路線変更によってずらし、成功駅に到着するように仕向ける必要がある。その為には、過去において、どのルートでミスをしたかという事を分析し、ダイヤ変更をせねばならないのだ。つまり、絶望駅とか、スランプ駅とか、そういう駅に止まらないで、希望駅とか、成功駅とか、そういうところに自分の意識という電車を向かわせる必要がある。例えば、私がよく絶望するのは、絶望するような経験(過去の記憶:データ)が頭の中に沢山あるからであり、それによって、常に絶望するかスランプに陥るかという事になって、実際には成功するチャンスがあっても、それをイメージできないワケである。
 
そう考えると、子供の教育にも、この発想が適用できる。つまり、子供に無理な事をやらせて、失敗させる事がいかに子供の心の中の予測活動に障害を与えるかという事を考えてみれば分かると思う。無理な事をやらせて失敗させて、頭の中を失敗の塊にしたら、その子は絶望して何も出来なくなる。子供の頭の中にイメージされる事は、常に失敗と絶望で埋め尽くされて、本来、子供の持っている可能性をどれだけ壊してしまうかという事を考えたら、世の母親方も子供に合わないような無理な教育をさせないと思うのだ。
 
そして、私がいかに他人に対して良質な提案をしてきたか、よく分かった。過去において、私のアドバイスによって成功した人が結構いるのだ。私は、彼らに自分が家族にされてきた事と逆の事をした。まず、その人の長所を具体的に褒めた。これにより、脳の中で自分の成功イメージが強化される。しかも、それに合った提案を繰り出す事で、その方向性が更に強化される。しかも、それに疑いを持たれないように、嘘偽りを述べず、難しい事は難しく、悪いところは悪いとハッキリ言う姿勢を貫いているから、信頼度の高い褒め方となる。つまり、私の褒め方は、希望駅とか成功駅とかに路線変更をするのに最適なイメージ操作が出来ていたといえる。
 
しかし、それを自分に対して行えなかったのは、昔の自分の立場をもとに考えていたからだと思う。建設的な提案をしても祖母に握りつぶされるとか、有効なプランを考えても、それらが全て他人によって台無しにされるという強権による人格破壊行為を繰り返されてきたおかげで、自分に対しては、そういう攻撃がされる前提で考えていた。つまり、私の予測パターンは、「どんなにいいアイディアを考えても握りつぶされる」という人格全否定モードなのだ。しかし、他人に対しては、そのようなものはないので、自分の中の「いいアイディア」部分だけを提案する事が出来、それが結果として、他人を成功に導けたのだといえる。また、私は自分に提案する時には、自分の歴史を用いているが、他人に提案する時には世界の歴史を用いる事も違いを生んでいるのだろう。やはり、自分の歴史というコップの中の発想と、世界の歴史という大きな視点にたった発想では、スケールの大きさや提案の質の点において、段違いになるのは必定、そういう事を重ね合わせながら、この脳科学の先生の話は面白かった。自分の絶望感や、そんな自分が他人を成功に導いた理由が、この話でよく分かった。何の事はない、私は希望の持ち方を知っていた。しかし、それを自分に適用する事を過去の不幸な経験がブロックしてしまい、出来なかったのだ。そう思った時、子供にしてはいけない事がいくつか出てくるので、それを紹介する。
 
1.子供に合わない事を無理やりさせて、頭の中を失敗パターンの塊にしてはいけない
 →脳が失敗の予測ばかりをしてしまい無気力になってしまう
  →子供に成功を沢山させましょう。
2.頭ごなしに子供の言う事を否定しない(理由なき否定は脳に極めて危険)
 →子供の全人格を否定する事は、その全アイディアを否定する事であり、良いアイディア
  を子供が考えたとしても、それを自分自身で打ち消してしまう。
  (本来、有能な子供を無能にしてしまう愚考をしてはいけない)
  →子供の話は頭ごなしに否定せず、丁寧に理由をいい、悪い部分を限定しましょう。
3.子供を褒めましょう(安易に否定するな)
 →具体的に褒める事で頭の中に成功パターンを作り、成功したら褒めてあげてください
  →希望が成功イメージになり、頑張れる子供になります。
4.子供に誠実であれ(嘘を言うな)
 →ここで提案されている事が有効になるには、子供との信頼関係が必要です。
  →嘘を言ったり、いい加減な態度で接していれば、上記の事をしても効果はありません
  →事実に基づかない褒め方も逆効果です。事実で褒めてください。
  →ダメなところは正直にダメといい、同時にいいところは褒めてください
 
私が家族にされてきた事は、運動が苦手なのに無理やり運動の習い事をさせられたり、自分の意見を言っても、頭ごなしに否定された。祖母が欲していたのは自分の言いなりになるロボットだった。彼女にとって個人の意思の存在は、争いの元であり、個々の意思を否定する事が彼女にとって、争いをなくし、平和(正義)だった。そういう考え方で否定されていたので、私には何の責任もなく、単に祖母の臆病な心を補う為にわたしは利用され、その結果として、全人格が否定され、「何をしても否定される」という思考停止に陥ってしまった。この時点で、私は絶望を希望に戻すルート変更が出来なくなってしまっていた。
 
事実に基づかない偽善的な褒め方は、子供に悪影響を与えます。そういう事を言ったあとで、本当にいい事で褒めても、そういう事をいう人の褒め言葉は、真実であっても信じてもらえなくなります。つまり、本当に価値のある事をして褒められるに値する事でも、そこに嘘が混じってしまうと、全てが無効になってしまう事を肝に命じてください。嘘が混じっていると思っただけで、全ての言葉が懐疑の対象になるのです。注意してください。子供は信じるべきものを失うと、自分に対しても信頼するべきものが分からなくなります。常に信頼に足る存在である事を心がけてください。
 
わたしの場合は、家族のエゴにより、頭の中が失敗イメージという絶望で意識が汚染されすぎてしまった事が問題だった。その汚染を除去する発想があったのにも関わらず、それを握りつぶした祖母のような人は、脳に極めて悪影響を与える人なんだと再認識した。そして、そういうダメな家族から離れたあとでも、そういう家族の記憶が頭の中に残り続け、大人になってからも、ダメになってしまうのは無意識に呼び出される記憶の成せる技であり、それを意識して、行動する為に失敗する。それを払拭する為には脳に対する理解が欠かせない。なぜなら、何がどう具体的に悪いのか分からないと対処法が分からないからだ。

祖母の悪いところは、自分の心の中の小さな平和を実現する為に、周りの人間の自由や尊厳など、それより遥かに大きなものを切り捨てた事、平和を実現する為といえば、聞こえはいいが、その為に個人の尊厳(平等)や自由(公平)を台無しにしてしまっては何にもならない。日本の女性の多くが、この間違いを犯している人が多いので、特に女性に、こういう事は気をつけてもらいたい。平和とは尊厳や自由あってのものだ。それがない平和に存在する意味はない。なぜなら、自由も尊厳もない見せかけだけの平和に人の幸福などないのだから。

 
要するに、脳を理解する事は、正しい教育を理解する事にも繋がり、結果的に社会に莫大な利益を生み出す事は明らかなのである。そういう意味で脳科学の話は面白いので、一度読んでみる事をオススメする。というわけで、もう一度リンクを...
 
JEFF HAWKINS(20分分のテキスト)
http://zuchaga.posterous.com/ted-httpbitlybibhpf
 
JEFF HAWKINS 日本語字幕付動画はこちら...
http://www.ted.com/talks/lang/jpn/jeff_hawkins_on_how_brain_science_will_change_computing.html