SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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主体的な情報収集(国家戦略情報局の提案)

マスメディアはよく、問題が起こると非難する事が多いが、では、どういった国家像が理想的なのかという事が頭に入っていないと、その非難も妥当性を欠くものとなる。
 
1.受動的な情報収集では、従順な羊と同じ

  • 情報を主体的に収集し、その分析に基づいて自ら提案できる程でないと、官僚や産業界などの情報源に対して従順にならざる終えない。ましてや今起こっているニュースばかりを追いかけているだけで、社会の問題に対する洞察がない状態では、流れている情報に流されるだけで、主体的に状況を選びとる力など望むべくもない。

 
2.主体的になる為には、独自の情報収集組織が必要だ

  • 問題提起をし、適切な批判をするには、同時に背後に適切な代案を持っていないといけないのだ。それなしにきちんとした批判などできない。その為には、政治、経済、科学、環境、医療など、各部門に専門の部署を設け、そこにフェローを置き、そのフェローの指示の元、情報収集要員が揃っているくらいの体制が望ましい。

 
3.シンクタンク的な自ら提案できる情報収集がのぞましい

  • 情報の収集の仕方も、社会の問題を批判する為ではなく、提案する為の一種のシンクタンクに近い体制が望ましい。そういう問題解決型の主体的な姿勢がないと、官僚や産業界などの「情報源」に従順にならざる終えない状況が生まれ、それがひいては既得権の片棒を担ぐ事になり、改革が出来ないという状況になってしまうのだ。(今回の自民党の敗退は、自民党の自滅であって報道によるところでもない。元ジャーナリストの長妻氏の情報収集能力がこの政権交代をもたらしたと言えるだろう)

 
4.正しい批判は、代案という背骨があってこそ

  • 代案なき批判は、代案という背骨がないので、腰砕けになる。鋭い批判とは、そういう代案のある芯の通ったものなのだ。芯のない批判ほど空虚なものはない。鉛筆も芯がなければ役に立たない様に、調査分析のない報道も役立たずとしか言いようがない。

 
5.日本にもCIAの様な組織が必要だ

  • 国にしても同じで、省庁の官僚に情報源を依存してしまっては、結局の所、その情報の操作によって振り回されてしまう。それを防ぐ為には、アメリカの様に政治権力直属の情報調査機関(CIA)が必要だ。省庁など部門ごとの縦割りの問題は、要するに情報を統合し、全体戦略を立案する機関がない事によるものだ。日本にもCIAのような組織が必要である。国家戦略局を本当に機能させる為には、内閣が独自に情報収集及び、分析する為のエキスパート集団が必要である。(この情報収集組織にマルサに近い権限を与える:情報を集める為には、ほぼ何でも出来る権限)今までは政治家という、ある意味、素人相手だから手玉に取れた官僚も、同じレベルのエキスパート相手では、そう簡単にはいかないだろう。長妻氏の様に情報に突っ込みを鋭く入れられる専門家集団が、政治の意志に従って機能する事が望ましい。

 
6.情報を統合すれば縦割りの弊害を正す事が出来るだろう。

  • そうすれば、縦割り行政の弊害もかなり減らせるのではないかと私は考える。というわけで、政治主導の独自の情報収集及び戦略策定機関「国家戦略情報局」を提案する。この独自の調査組織が国家戦略局と緊密に連携し、この国のあらゆる問題を鋭く切り裂き、日本を再構築してほしい。長妻氏がやった様な事を全ての分野で実践できる様な組織が必要なのだ。