SKY NOTE

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車の二酸化炭素をゼロにする。

車の二酸化炭素をゼロにする

1.燃料電池は駄目(将来の技術であり実用化は遠い)
燃料電池は開発が遅れている上に高コストなので除外、環境問題は時間との勝負なので、遅れていたり、価格が高い事は、除外要因となる。

2.バッテリーは貯蔵用ではなく変速用の電源として使う
そこで、電気自動車化とバイオ燃料とバイオ素材による軽量化が求められる。これだったら、従来の技術の応用なので早くできる。電源は、バイオ燃料発電機で、バッテリーはエネルギー貯蔵用ではなく一次保存場所として使う。キャパシタコンデンサの大容量なもの)は、リチウム電池と違って容量が劣るがリアルタイムで充放電ができる点と、寿命が半永久的なので何回充放電しても大丈夫な事がポイントだ。

日本電子とACT,エネルギー密度を30Wh/kgに高めた大容量キャパシタを開発
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070926/139665/

3.発電機で電気を作っても3倍の効率
つまり、発電機でリアルタイムに充電しながら車を動かす。今、日本のメーカーはリチウム電池を使って電気自動車を作っているが、設計コンセプトがマズいと思う。エネルギーの貯蔵場所としてバッテリーを使うのはコストが高すぎるのだ。(高コストな設計は普及を遅れさせる)それよりも燃料から発電機を回して電気で車を動かした方が現実的だ。これならば走行距離の制約もない。バッテリー充電すれば近距離ならある程度、移動できるし、遠距離は燃料を燃やして走行すればいい。その際であっても通常のガソリンエンジンの3倍は効率がいいのだ。おかしいと思うかもしれないが、これが事実なのだ。なぜ、ガソリンエンジンは効率が悪いのか、それはタイヤと動力の距離が離れている事が原因だ。動力がギアやエンジンシャフトを伝わる過程で、60%も動力損失が発生する。故に最低でも2.5倍走行距離が違ってくる。さらにガソリンエンジンよりもディーゼルエンジンの方が2割効率がいいので2.5倍×1.2=3倍という訳だ。

実際に、VOLVOのリチャージコンセプトでは、そういう性能が出ているし、また、日本のエリーカを開発した慶応大学のグループが開発したIZAという乗用車タイプの電気自動車も同様の性能を示している。

HONDA Fit
 車体重量:1.0トン(24.0km/L)
VOLVO リチャージコンセプト(C30カスタム)
 車体重量:1.4トン/推定(52.6km/L)

VOLVO リチャージコンセプト

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/EVENT/20070907/138895/
慶応義塾大学のIZA

http://www.r-d.co.jp/division2/ev/iza/iza.htm

4.ガソリン動力は無駄
つまり、ガソリン動力で車を動かすという事は、その2/3を摩擦と低効率に使っている訳だ。そして、実際に使うのは1/3だけなのだ。また、プリウス電気自動車ではない。複雑な駆動系(摩擦が生じる機構)を温存したままなので、電気自動車の直接駆動のメリットを殺してしまっている。だから、全く意味がない。むしろ、実測値ではFitの方がマシ。

車のエネルギー損失について
http://www.nippon-noria.com/machinery/machinery_p002.html

5.新素材による軽量化(2015年以降の技術:大量のバイオ素材確保が必要)
BNF(バイオナノファイバー)植物繊維をナノレベルで抽出し、それでポリマーを強化する素材。鉄の半分の重さで同じ強度かそれ以上だという。これで車体重量は半減。乗用車の場合、荷物の重さは平均150kgなので、全体の10%から15%が荷重となり、車体重量の軽量化の燃費の貢献度は高い。最低でも重量が42.5%軽くなる。つまり、3倍の上に軽量化が加わると、5.2倍の効率となる。これだけ走行性能が上がると9割のニーズがバッテリーだけで走行できる。よって、乗用車は殆ど燃料を使わないで、バッテリー駆動となり、殆ど電気自動車である。屋根に高効率の太陽電池が乗れば、かなり走行できるだろう。そういう意味で、未来の車は太陽から給油をしてもらう様なところがあり、使い方によっては燃料代がゼロになる事もあながちウソではない。

樹の気持ちを材料に − セルロースナノコンポジット −
http://www.jwrs.org/woodience/mm004/yano.pdf

6.燃料はエタノールではなくバイオディーゼル
また燃料はバイオ燃料と書いたが、エタノールではない。ディーゼルエンジンなのでディーゼル燃料だ。つまり、バイオ燃料を待つ必要はなく、軽油で十分なのだ。バイオディーゼルが供給できる段階で切り替えればいいだけなのだ。しかも、その軽油の必要量は少なくていい。

7.乗用車の二酸化炭素削減シナリオ
1.ダイレクトドライブ(直接駆動)で1/3(既にコンセプトモデルがある)
2.軽量化で1/5
3.太陽電池で燃料消費を半減1/10
4.バイオ燃料でゼロ(カーボンニュートラル