SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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H5N1という死神

DEATH NOTEのLが死神を見た時、多分、自分の死期を悟ったと思う。なぜなら、死神という防ぎようのないファクターが現れたから。

21世紀のペスト H5N1型 鳥インフルエンザウィルス
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/bookreview/37/index.html

それに比べれば、H5N1は、防ぎようがあると思うが、日本は、坑ウィルス薬タミフルが2500万人分しかないようだ。この戦い、戦う前から負けだなと思う。孫子の兵法では戦う前に「算多きものは勝ち、算少なきものは負ける」とある。日本政府のタミフルの備蓄量は明らかに「算少なきもの」の部類に入る。

私は世の中には無能という死神もいるのだと思った。多分、あと1年もしない内にH5N1型が変異して現在のフェーズ3から4へ移行する可能性が高い。フェーズ6がパンデミック(大流行)となるらしいが、この調子だと、坑ウィルス薬の量が少なくて、最悪の事態になる公算が強い。

症状が悪化する→ウィルスが増える→さらに感染→さらに感染→さらに感染...止められない。ブレーキの壊れた自転車で下り坂を降りる様なものだ。何かにぶつかるまで止まらない。しかも...

H5N1の致死率は80%というから、私の命もあと1年くらいで終わりかもしれない。(私は大抵の風邪にかかるから)年金特別便を出すくらいならば、国民一人一人にタミフルを郵送して、無料で配布するくらいでないとマズいと思う。まぁタミフルは症状を抑えられるかもしれないという程度で、予防できるワクチンではないのだけれど。

しかし、ここで命が終わる可能性を検討せねばならないとは...よくよく考えれば35年というつまらぬ人生だった。面白くする努力を怠った自分がマズいのだが...まさか、こんなに早く自分が死ぬ可能性があるとは思わなかった。生き残る術を考えて準備はするが、勝利する可能性は低いと思う。自分の国がこれほど馬鹿だとは思いたくなかったが客観的に見てバカと言える。目前に命がかかっている危機にこれほど鈍感な政府も珍しい。(平和のせいにするつもりはないが、平和ボケもいいところだ:道路に数兆円かける予算があるのならば、人の命にかけるべきだ)

前のスペイン風邪は、弱毒性で、今回のは強毒性らしい。今回のH5N1は、世界中の誰も抗体を持っていない。故に広まる時は徹底的に広まる。抗体がない上に毒性は強い。つまり、最強最悪である。しかも、90年前のスペイン風邪を知っている人は殆どいない。感染症の恐ろしさを実際に知っている人は殆どいないのだ。つまり、最強最悪の敵が襲いかかって来るのに多くの人々は油断している。これでは負ける(死ぬ)勝ちようがない。私も多分油断している人間の一人だろう。

スペイン風邪 (世界中で4〜5000万人死んだ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/スペイン風邪

弱毒性のウィルスはノドや気管を蝕む程度(それでもスペイン風邪では数千万人死んだ)だが、強毒性のウィルスは、血液を犯して体全体を蝕むのだそうだ。非常にヤバい奴だ。自分も体験していないのでどうなるか半信半疑だが、歴史をきちんと見れば、きちんと警告がされている。今まで歴史の言葉がこれほど重いと思った事はない。多分、実際に流行し始めたら、重いなんてものではないだろう。

http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/case200800/case0802021.html

修正!:以前の内容(2008.2.12のデータ)はインドネシアの感染者数は10人でしたが、最新データ(2008.2.21)では、9日間で二人増えて12人になっています。依然として相加傾向に歯止めがかかっていない状況です。危険な兆候とも言えます。海外旅行をする時にはインドネシアとその周辺国は避けた方がいいでしょう。

この表を見ると、一番多いインドネシアを見ると分かるのだが、2007年で感染者数が42人、今年は52日間で12人、つまり、このままのペースを年間に直すと84人となり、去年の倍のペースで増えている。他の国では、抑え込みに成功しているようだが、インドネシアでは失敗している様だ。

うろ覚えだが、感染症は、感染者が三桁になるとマズいそうだ。インドネシアが大流行の一歩手前と考えられなくもないので引き続き注意が必要だ。

毎月このサイトの数字をチェックするべきだと思う。(特にインドネシアの)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/toriinf-case.html