FTAの問題で、医薬品が高くなると警告しても、実際にはすぐには、高くならないわけです。人々が気づかないように、ゆっくりと確実に値上げしてくるわけです。ニュースで、そういう値上げが当たり前のようにサラリと報道されます。
御用専門家(実際には専門家ですらない事も多い)が訳知り顔で理屈を並べて、あたかも、それが必要な事であるかのように吹聴します。でも、実際は米国の製薬会社の都合でしかないのです。
段階的に確実に値上げをして、それが当たり前の事であるかのように思わせる。そういうやり方を彼らはしてくるのです。消費税と同じ様にね。
米国は、それを公平な価格設定だと言います。実際は、製薬会社にとって都合のいい事を公平と言い換えているだけで、実際には、諸外国の薬価よりも大幅に高い値段を吹っかけてくるわけです。その証拠にアメリカの医療費は世界で一番高いのです。そういう民間企業が規制もされずに野放しだからです。
大抵の国は、人命に関わる医療費は、低く抑える為に規制しているのです。日本も薬価を低く抑える規制があります。アメリカは、その規制はFTAで邪魔(非関税障壁)だと言っているんです。アメリカは、自国の国民の命を守る為の正統な規制に対して、そういう事を言ってくる狂った国なんです。
非関税障壁:関税以外の貿易障壁