SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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金魚を眺めて、セシウム汚染を考える

自分のうちの水槽は濾過器を使わないで自然の浄化作用を使って水を浄化している。よって、環境が悪化すると水が白く濁り、コケが増える。最近になってやっと水が透明になりだし、コケも少なくなってきた。これは、バクテリアが増えて水の栄養分を分解したからだ。汚染するペースを浄化するペースが上回ると、汚染がそれ以上進行せず、水が透明になってコケが少なくなり、水槽が綺麗になっていく、これとセシウム汚染もだいたい、同じなんだと思う。セシウム137は、物理的半減期が30.1年と長いが、体の中にとどまっている生物学的半減期は100日程度と短い、つまり、排出スピードがある程度ある。ということは、浄化スピードがある程度有るというわけで、そこから察すると、その浄化スピードを上回らない濃度に抑えれば、セシウム137が体に蓄積せず、リスクを大幅に減らせることが分かる。しかし、日本政府は愚かにも暫定基準をWHOなどが安全としている基準の20倍(水の場合:日本 200Bq/kg WHO 10Bq/kg)に設定してしまった。これではセシウム137が体に蓄積して、リスクが増大するばかりだ。暫定基準を高い濃度のままにすることで、危険度が増大し、将来的に生じる莫大な医療費によって、日本の財政が傾く可能性も捨て切れない。そんな風に思いながら、水槽を眺め、どうしてこの国の政治家は、やるべきことをやらないんだろうと思った。あまりにも理不尽であり、愚かである。