SKY NOTE

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放射能に汚染された下水汚泥、各地で問題に

神奈川の下水汚泥から放射性物質が検出されている。福島第一原発から離れた場所で、これだけの濃度の下水汚泥が出た理由について、神奈川県は「地表の放射能が雨などで流れ込み、下水処理の過程で濃縮されたのでは」と話している。つまり、下水処理場放射性物質が濃縮されてしまったらしい。これはありうる事で、チェルノブイリでも道路の淵に雨水がしみ込み、土の放射線濃度が高濃度になっていた。この焼却灰の廃棄場所は非常に苦慮する。どこにも受け入れ先がない。現在は下水処理場に保管しているが、どのように処理するか国も指針を決めかねているようだ。(廃棄しようにも受け入れ先なし、とにかくセシウムだけを抽出して、かさを減らす必要があるだろう。〔多分...〕
 
2011.5.19 神奈川
汚泥の焼却灰から1万ベクレル/kg検出される。(汚泥の焼却灰なので、通常の汚泥の7.6倍くらいに濃縮されるようである。水分が抜けて、重さあたりの放射性物質が濃縮される)恐らく、この時が最も高濃度の放射性セシウムが飛散したと考えられる。
 
2011.5.23 神奈川
県の下水汚泥2回目も放射性物質を検出/神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1105310059/

 
2011.5.27 神奈川
汚泥焼却灰の搬出できず自治体苦境、放射性物質検出で業者受け入れず/神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1105270016/

  • 汚泥はセメントの材料として再利用していたが、放射能汚染でそれが出来ない状態に。

 
貯っていても受け入れ先が見つからず始末が難しい。とにかく放射性セシウムを分離し、固形化して水に溶けない加工を施し、人里離れた地下に埋設するべきだと自分は思う。素人考えだけど...固化させるのには、化学的に安定したジオポリマーが有望だと思う。
 
コンクリートはジオポリマー(超コンクリート)へ
http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20091111/1257893819
 
ジオポリマーは、ピラミッドの石の製造に使われたと言われ、現在のコンクリートよりも遥かに耐久性が高いと言われる人工石技術、現在のコンクリートは数十年たつとボロボロになってしまうが、ジオポリマーは、そうならない。何十年も安定して存在し続ける。このジオポリマーに放射能に汚染された汚泥を固化させて石にしてしまう。恐らく何百年も「石」として、存在し続ける。その結果、放射性物質は溶け出さず、その内に30年ごとに半減期が過ぎて、無害なものに変わっていくという考え方である。
 
特許:下水汚泥溶融スラグを活性フィラーとするジオポリマー固化体
http://patent.astamuse.com/ja/published/JP/No/2010143774/
 
上記のような特許もある。