1.映画レンタルサービス
http://www.publickey1.jp/blog/11/google_io_2011.html
Android Market Movie
レンタル料金:1.99ドル
今日からスタート(2011.5.10)
画質:高精細
・高精細でも高くならない
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- Appleのサービスのように解像度によって値段が高くなるという事はないようだ
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・オフラインでも見れる
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- 映画にピンをたてておくと、バックグラウンドでダウンロードされ、オフラインでも見れる
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・スマートフォンでも見れる
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- 対応Androidバージョンは2.2以降
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2.クラウド音楽サービス開始
・名前は、Music Beta by Google
・米国のみのベータ公開、現在は使用料は無料
・音楽ライブラリをアップロードする必要がある。
・アップロードしてしまえば、ネットワーク上でどこでも聞ける
・データシンクは不要(アップロードは必要)
・クラウドに音楽ファイルがある為データシンクは不要
3.周辺機器開発もオープン
・Open Accessory API
・自転車をこぐ量に応じてAndroidのゲームを操作するというデモ
・Androidで照明やオーディオ機器を操作するAndroid@Homeの推進
4.AndroidがUSBホストになる
・PCのようにUSBデバイスを繋げる事が出来る
・キーボード、マウス、ゲームコントローラー、デジカメ
5.Android Market for Google TV 今夏オープン
・GoogleTVは、SONY、Samsung、ロジテック、VIZIOから出る。
6.Google App Engine 1.5
http://www.publickey1.jp/blog/11/google_app_enginego.html
・料金体形
・Free Apps
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- 現在の無料版とほぼ同じだが、制約がややきびしくなる。
・Paid apps
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- 現在の有料版とほぼ同じだが、99.95%のSLAを保証し、1アプリあたり月額9ドルからになる。
・Premier Accounts
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- 新しく追加されたもので、アプリケーションごとではなく、利用量に合わせた料金体系で、さらに月額500ドルの追加料金で有償サポートが用意される。
・Goプログラミング言語のサポート
・CPUを積極的に使うアプリケーションには有効だとの事
7.Chromeの高速化
http://www.publickey1.jp/blog/11/web5google_io_2011.html
・高速化
・セキュリティ強化
サンドボックスによるセキュリティ強化
・スピーチ機能
音声認識をする。
・サーチボックスでキーワードを喋ると検索できる。
・Google Translateで外国語に翻訳
・Canvas 2D|WebGL
・スプライトのデモ
8.Chrome Web Store
・課金は5%(AndroidやiPhoneの30%よりも遥かに安い)
・JavaScript1行のコードで課金できる
・41カ国で利用できるようになる
9.Chromebook
http://www.publickey1.jp/blog/11/chrome_oschromebookgoogle_io_2011.html
・8秒で起動する高速性
・1日中使える長寿命バッテリー
・ソフトのオートアップデート(面倒なアップデート作業を不要に)
・Chromebook for Business
・VMWare:ディスクトップを仮想化(Citrix)
・業務アプリケーション:Webベースで提供(SAP)
・Chromebookのポリシーの集中管理:Web Cosole
・Chromebook for Businessの構成
・Chromebook(ハードウェア)
・Web Cosole
・サポート
・ハードウェア保証
・自動アップデート
・料金:1ユーザーあたり28ドル/月
Chromebook for Education(20ドル/月)
・SamsungとAcerからChromebookが6月15日に出る。
(日本は遅れるみたい)
・デモ
・PDFを即表示できる。
・SDカードを入れる→Picasaに送ればアップロードがバックグラウンドで行われる
10.オフライン動作が可能へ
・Gmail,GoogleCalender,GoogleDocがオフライン対応
・今年の夏から(今すぐでないのが残念)
・サードパーティからも
【感想】
- 今回のGoogleI/Oは、特にこれといって大きなものはなかったが、サービスの根っこの部分で重要な発表がされていたと思う。Chromeの本格的なリリースと、オフラインでも使えるGmail,Calender,Docなどは、その典型だと思う。今まで発表されていたものが現実に動く発表といった感がある。低価格なChrome端末が出てくると、Windowsも厳しいかもしれない。企業はコストダウンに躍起になっている。だから、PCの管理コストの削減を望んでいるし、オフィスの維持コストも下げたいと思っている。そこへGoogleが低価格なChrome端末とクラウドサービスを引っさげて、Windowsに殴り込みをかけている構図が、今回のGoogle I/Oで見れる。一般ユーザーにはどうでもいいような感じもしなくもないが、その実、仕事の仕方が変わる様な発表でビジネスユーザーには重要な発表だったように思う。プログラマーには5%の課金で済むと言うのが嬉しい話だし、ゲームユーザーには、スプライト表示の高速性やWebGLによるパフォーマンスの高さが注目に値するだろう。もはやHTML5は、ネイティブアプリケーションの領域に侵食しつつあるように感じる。あとは、SONYのようにハッカーにサーバが侵入されなければ盤石だ。そういう意味では、オフライン機能が、どの程度のものか見極めたいところだ。Googleのサーバが乗っ取られても、オフラインの機能でやっていければ、特に問題ないはずだからね。