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福島第一原発3号機 冷却装置が停止 周辺の汚染レベル

福島第一原発3号機、冷却装置が停止 緊急事態報告
http://www.asahi.com/national/update/0313/TKY201103130031.html
 
3月13日AM2:44に福島第一原発3号機がポンプが故障電源供給が停止し、冷却水が送れなくなった。格納容器内の圧力は適性値だが、蒸気による加圧破壊を防ぐ為、午前5時より微量の放射性物質を含んだ蒸気を排出する処置を始めたという。この蒸気には放射能が含まれており、周囲に放射能汚染が生じる。消火用の配管などを使い外部から強制的に水を入れたりして、炉心融解を防ぐようだ。
  
この放射能汚染のレベルだが、1号機と同じパターンで解釈すると、この水蒸気の汚染濃度は高いものではないと見られるが、13日AM4:00までの汚染レベルは、以下のPDFで公開されている。このデータには3号機が蒸気を放出する直前までが記録されている。
 
 福島第一原子力発電所モニタリングカーによる計測状況(PDF 21.5KB)
 http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110313a.pdf
 
13日午前4:00付近の福島第一原発東京電力の汚染レベルの情報

3号機が13日午前5時に放出する直前の午前4:00までのデータからすると、最大5.2マイクロシーベルトなので、直前の水準はとても低い(マイクロシーベルトは100万分の1)ので3号機水蒸気放出が1号機の放出水蒸気と合わさって高濃度になるという事はなさそうだ。
 
東大の先生の早野龍五さんのTwitter (汚染レベルをグラフに起こしたリンクがある)
http://twitter.com/#!/hayano
 
グラフを見ると1号機の場合、放出直後が最も高く、それ以降はかなり減っている事がわかる。
 
13日 AM 5:00 3号機の格納容器の蒸気を放出
13日 AM 8:20 882マイクロシーベルト
13日 AM 8:33 1204マイクロシーベルト(枝野氏:「1号機が要因と考えられる」)
13日 AM 9:08 3号機 炉心に注水(真水)
        注水が始まったという。どうやら3号機は大丈夫なようだ。
13日 AM 9:20 3号機の格納容器の蒸気を放出(ベント)
13日 AM 9:25 3号機 炉心に注水(ホウ酸水:中性子を吸収し、より安全性を高める処置)
13日 AM 9:30 70マイクロシーベルト(比較的、低い値)
13日 PM 0:55 燃料棒の上部1・9メートルが冷却水から露出した

          • 枝野氏:水素が発生した恐れ
          • →爆発の可能性が生じたが、万が一爆発しても耐えられる構造になっている。

13日 PM 1:12 3号機の原子炉に海水の注入を始めた。
       (炉心溶融を防ぐ為、とにかく冷やす)
14日 AM11:01 福島第一原発3号機 水素爆発

          • 周辺の放射線量:20マイクロシーベルトと低い事から、格納容器の破損はないと思われる。上部の吹っ飛んだ部分のコンクリートは薄いようだ。格納容器が2m厚程度の鉄筋コンクリートで保護されているので、恐らく大丈夫と思われる。