SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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私の子供時代の悪平等

私が恐れていたのは、祖母による大どんでん返し。
 
私が不安になるタイミングを考えてみると、祖母が物事から逃げる状況と一致する事が分かった。例えば、私が他人よりも優位に立てたとき、それを活用し、自分が上に立とうとすると、祖母がどんでん返しをする。これは、上下階級から逸脱する行為をしようとすると、その変化を祖母の隷属意識が許さない事から生じる。
 
本来、正しい論理を主張するものが上に立つのが常道である。しかし、あの家では、そういう常識が通用しない。祖母の言動から察するに、それは祖母独自の平等感があり、そこから逸脱すると悪と見なされて抑止される。実際は、私の論理に負けた人間が文句を言いそうになると、その文句や不満から生じる争いを避けようとして私を黙らせるという行動に出る。しかし、それは悪平等なのだ。かけっこで私が1番をとると3番の子が文句を言うから、私を2番にして、相手も2番にする。それが祖母の発想なのだ。こんなかけっこは、悪平等の典型で認めるべきではない。かけっこの意味がなくなる。
 
私が自分が勝ちそうになると不安になるのは、この祖母の影響だと分かった。祖母がしたかった事は、公平に物事を決める事ではなく、自分の平穏だった。己の平穏の為に子供の情操面の安定性を破綻させてしまっていた人だった。本来、正しい判断をしたものが勝利し、その優位を活用する事を考える事で、未来は切り開かれていく、しかし、私の場合、そのタイミングで不安に襲われて動けなくなる。このような事を子供にしてしまい、大人になってもその恐怖が残ってしまうと、勝利しそうになる度に動けなくなり、その後の人生に多大な機会損失をもたらすので絶対やってはいけない。