SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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アナログ頭はいらない

長期にわたって、日本は不遇の時代が続いた為、人々の間に楽観的に考えると言う習慣がなくなっている。そこで、なぜ日本がここまで落ちぶれたのか考えてみる。
 
最近、日本は、世界に評価されるものを生み出していない。
 
1.デジタル時代に適応できていないAV機器

  • 昔は、テレビ、ビデオ、カメラ、何をとっても日本製品は輝いていた。しかし、今は全然輝いていない、むしろくすんでいる。それが始まったのはWindows95の発売からだったように感じる。つまり、15年前、パソコンが本格的に一般社会に売れ始めた時だ。パソコンが情報を中央制御する流れが出来てきた時に日本のAV機器は適応していないのだ。要するに日本製品は未だアナログ時代のレガシーアーキテクチャを引きずっていると言うわけだ。例えば、テレビ、これひとつとっても、パソコンにつなげる事を考えたら率先してフルHDにするべきである。そして、当然、次世代の3Dに対応するのは、当たり前である。現実は低解像度、3Dじゃない製品をここ10年近く同じような製品を売り続けている。製品の進化がシーラカンスのように止まっている。アナログ世代の発言力が大きすぎるのだろうか?

 
2.コンテンツ流通が不完全(パッケージメディアを引きずっているコンテンツ流通)

  • 日本はネットワークで購入できる音楽やビデオが非常に乏しい。昔のヒット曲でも、ネットで購入できないものが多い。多すぎると言ってもいい。欲しい曲は全然ネットで売っていない。最新の曲もそうだ。未だにパッケージがメインと言うハイテクの国らしからぬ古くささ。パッケージメディアというレガシーを捨て切れないコンテンツ流通、本も同様で電子ブックがアメリカでヒットしているのに、日本では全然流通していない。やっとiPadで流通する機運が出てきたが、他国に後れを取ると言う事がハッキリ言ってダメ。デジタル時代に柔軟に適応できていない硬直化した著作権法が日本のコンテンツ流通のガン

 
3.新しい形の情報家電を生み出せない日本メーカー

  • アメリカのAppleiPodウォークマンは敗れ、iPadというタブレットコンピューターなど新しいコンピューターの使い方の提案を矢継ぎ早に出すAppleに対し、ソニーのなんと情けない事よ。何も新しいものを作れず、ただ、薄い板きれのようなノートパソコンしか作れない。

 
上記の三つに共通するのは、デジタル時代に適応できていないという事。古いアナログ世代の文化を引きずっている。自分達で新しい製品を作ってやろうと言う姿勢が全くない、まるで老人のように頭の硬くなってしまった日本メーカーは情けない。これには二つの要因があると思う。
 
成果主義×社員の高齢化=古くさい製品
 
唯一まともだったのは、富士フィルムの3Dデジカメだ。あれはまとも。ああいうのを出さないとダメだ。成果主義により、成果が予想できる古い製品しか作れなくなり、それと、同じくして社員の高齢化も進んでいるから、考え方が古い。PCなんて使えない経営者が多いんじゃないかと思ってしまう。もし使えても、若者の使い方、感覚が分かっていないんだと思う。成果主義は、日本の企業を老化させた。成果を予想できる前例という過去にこだわる企業にしてしまった。
 
中年のアナログ頭よ。あなた達が日本をダメにする。世界はデジタルで飯を食っているのに、未だにアナログ頭なのはダメだ。時代遅れすぎる。
 
日本を救う道
 成果主義→経営思想からデリート
 アナログ頭→商品企画部からデリート(生産決定部門からもデリート)
 官僚化した社会→事業仕分けでデリート(自民党政権なんてもっての他)
         著作権法改正+ダビング10→EPN+B-CAS廃止
 
成果主義の導入によって日本の企業の官僚化が加速した感がある。成果と言う名の前例主義に陥り、新しい事が何も出来なくなっている。この際、明らかに失敗した考え方や制度は、一気にデリートし仕切り直しをするべきである。
 
成果主義によって、日本の組織は老化した。成果が予測できる範囲内でしか行動できない組織になってしまった。そういう発想そのものが老人なんだよね。予測できなくてもチャレンジするとか、そういう未知数のものにかけるのは若者の発想。そこを避けて効率を追求するのは年老いてバイタリティの無くなった老人の発想。
 
若者の生き方を歌うゴダイゴの999

「さよなら銀河鉄道999」の老パルチザンのセリフが忘れられない。
 
さよなら銀河鉄道999 11分43秒目から...13分25秒
「若いっていうのはいいもんだ。 どんなに小さな希望にも自分の全てを賭ける事が出来るからな...みんな、わしらのセガレが行くと言うんだ、行かせてやろうじゃないか」
 
自分が年寄りになっても、若者の足を引っ張るような事をせず、老パルチザンのように背中を押してやる....若者と言う未来に託す事が出来る老人になりたいものだ。