SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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民主党の高速道路無料化について

高速道路無料化は、新規の道路を造らない事を前提としている。つまり、道路の維持管理費用を、無料にしない首都高速などの都市部の料金からとって、辻褄を合わせるアイディアだそうだ。要するにすべてを無料化する訳ではないのである。
 
つまり、無料化したら渋滞が増えるという都市部は、相変わらず、料金徴収はされる訳で、渋滞が増える要因に成り得ない。なぜなら、無料になるのは、車が渋滞しない地方だけだから。
 
東京、大阪、名古屋から出れば、自由に移動できる日本が生まれるわけだ。それ自体は、いいことだ。第一、今まで高速道路の維持コストよりも遥かに高い無駄な道路を造って借金を積み上げてきた自民党民主党の案を批判する資格はない。
 
新規の道路建設を抑制し、その維持コストに限定し、都市部から集めた料金収入で高速道路を運営するのはフラットな案である。余計なものを作らず、必要な維持管理に限定し、その原資を都市部の交通量から捕るのであれば辻褄が合う。
 
また、これからの社会は車の社会ではない。車が増える以前に、車を使わなくなる社会がもうすぐそこまで来ている。私が注目しているのは、ChromeOS搭載の低価格コンピューターだ。今やパソコンは5万円をきる時代に来ている。しかし、使い勝手は未だに家電に遠く及ばない。しかし、これをChromeOSが覆してくれるのであれば、誰もがコンピューターを所有し、コミュニケーションが高度化されれば、車で移動する時代は少なくなっていくものと考えられる。既にインターネットの普及で道路の需要は減っている。この先もまた同様であろう。無料化したとしても、中長期的には渋滞が慢性化することはなく、地方の人たちが高速を無料で使う時代が来るのではないかと思う。
 
よって、目下のところ最大の問題は、道路を造ったときの借金をどうするかという事である。自民党を存続させれば、結果として、無駄な道路を作られて、借金が積み上がっていく、民主党を選べば、これ以上、道路は作られる事はなく、よって、借金もこれ以上積み上がる事はなくなり、維持管理費を都市部の高速道路料金で賄い、地方の道路は無料化という事に成るが、借金は地方自治体と国が返済するという事になる。(これは現状と大して変わらない。変わるのは無駄な道路の建設は止まるという事と地方脳道路が無料化されるという事、借金は民主党の方が膨らむ規模が少なくなる。なぜなら、今までだって道路の建設コストは地方自治体と国が支払っているのだから)
 
ただ、道路を無料化する事で、高速道路周辺の経済は活性化する。観光地にドライブで行きやすくなる傾向が生まれる。私は、どちらかというと、新規の道路を造らず、バスや輸送車両を無料化して、高速道路料金は今まで通りとって、借金返済に当ててほしいと思う。バスや輸送車両というのは、バスは輸送車両として乗用車よりも、1人あたりのCO2排出量が少ない事、輸送車両は全ての人が払うであろう物流コストを低減するという公益性がある。
 
無料化する事で、高速道路周辺のビジネスが活性化するという意味では、パーキングエリアを高速料金に変わる収益源として活用し、借金返済に充てるという考えもある。何しろ地方が無料なので入ってくるお客の数も増えるだろう。ある意味、無料になった方が交通がシンプルになって経済拡大効果があるのかもしれない。