SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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時代は、ホームページではなく、ホームスペースに

スマホでVRという雑誌を立ち読みしていて、付録の段ボールスコープの画面写真を見て、よく考えたらスマホで3D映像が楽しめるんだなと思った。そう考えた時、WebVR規格を使った3D空間で、かなり自然な空間コミュニケーションが出来るのではないかと思った。つまり、何が言いたいのかというと3Dインターフェースの時代にいきなり入っているのだ。Web標準のVR規格が既にあるので、その空間の中で自然なインターフェースを実現すれば、それは習慣になり、定着する。しかし、まだ、それは出来ていない。もし、そういうものができると、新しい場所が増えるのだ。通常のネットワークゲームと違うのは、そういったものは、ビジネスでやっているのに対し、これは、Freeの技術でやっているので、ホームページが、ホームスペースになる時代が来ているという事なのだ。例えば、今までのSNSなどはテキストベースの対話であったが、WebVRの空間は、現実の空間にかなり近い会話が出来る。音声ベースでそれが出来るのだ。例えば、公園のようなホームスペースを作って、その場所を開放すると、そこに人が集まってきて、好きな事をし始める。会話をするのもマイクの音声が距離に比例して小さくするように設計すれば、現実の世界と同じような世界が出来る。現実の世界と同じように人が集う事が出来る。ホームスペースに様々な機能を付け足す事によって、人が集まってくる場所が生まれる。

 

例えば、美しい風景が見える喫茶店、巨大な水槽が周りにラウンドしているバーで、天井はプラネタリウムになっているとか、超高層ビルに3Dカメラが取り付けてあって、その映像が窓になっていて、摩天楼を見下ろすとか、人が集い、会話が弾むような場所。そしてウェイターは話す巨大な金魚。空間をボヨボヨ泳いでくる不思議な場所。それが3Dなので体験がリアルになる。

 

自分は人が集う場所が、Web上に自然に生まれる事に興味を持っている。というのは、物理的に人が集まるのは交通費がかかったり時間がかかったり、忙しい現代人には、面倒で出来ない。でも、Web上であれば、それができる。SNSでは、顔が見えない浅い会話しか出来ないが、リアルなVRスペースでは、もっと違ったコミュニケーションが出来るのではないかと思っている。

 

セコンドライフをやっていた時思ったのは、3D映像の質が悪いという事と、サーバのレスポンスが悪いという事だった。あと、操作性が悪く、空間を自然に移動できなかった。しかし、へっドマウントディスプレイだと、それが出来るのだ。首を動かせば、それに応じて風景が動き、あたかも、そこにいるように感じ。ワイヤレスコントローラーを使って、自分の目線の方向に前進、後進すれば、自然な移動が出来る。そして、サーバ負荷は、光回線とサーバコストの低下によって、レスポンスは昔よりもずっと良くなるだろう。映像だって、GPUがHBM2に対応する事によって、大幅に改善されるだろう。総合的に技術が完成に向かい、実用になって来ている。

 

コンピューターの世界では、過去に失敗したものでも、技術が完成した途端に成功するパターンがある。例えばタブレットコンピューター、Microsoftが昔からやっていたが、未完成だった為、あまり売れなかった。売れるようになったのは、iPad以降である。VRスペースも、HBM2メモリを採用したGPUの普及によって、完成度が高まり成功するのではないかと思う。恐らく、その時期は2019年くらいに、その片鱗が見てくるのではないかと予想している。