SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

パナマ文書について考えてみる。

5月に完全版が発表されるパナマ文書、さらなる影響が想定される。このパナマ文書は、2014年、南ドイツ新聞のバスチアン・オベルマイヤー記者がある情報源から暗号化されたチャットを通じて機密文書の存在を知らされ、その一部を手に入れた。

膨大な量のデータであるので、ICIJのテクノロジースタッフが、リーク文書を検索するサーチエンジンと世界の報道機関がアクセスできるURL、記者たちがリアルタイムでチャットできる仕組みを作って、プロジェクトを立ち上げた。その規模は、記者400人、世界76カ国、100以上のメディア組織が協力したと言う。

 パナマ文書を読み解く集団「ICIJ」とは何者か
 http://toyokeizai.net/articles/-/112693?page=3

ICIJは、WikiLeaksと違って、生データを公開はしないとの事、合法的なものは公開しない予定との事。プロジェクトの焦点は公的な人物による違法行為の暴露との事。

つまり、今回のパナマ文書と言うのは、WikiLeaksと違ってオリジナルの全データが公開されるわけではなく、ICIJという組織のフィルタがかかっているということだ。このICIJという組織のスポンサーについて考えてみたい。

 世紀のリーク「パナマ文書」ヤバすぎる黒幕が特定される!
 流出元スポンサーである超有名財団5つとは?
 http://tocana.jp/2016/04/post_9399_entry.html

総額11億円(1000万ドル)を寄付しているのは…
ロックフェラー財団
・ フォード財団
カーネギー財団
・ W.K. ケロッグ財団
・ オープン・ソサイエティ財団(ジョージソロス氏が作った財団)

この方達は、世界を支配している人達ですね。この方たちが寄付した組織がICIJということです。つまり、パナマ文書は、この方たちに都合の悪い情報は出てきませんね。多分…アメリカの企業が出てこないのも納得です。なぜなら、ロックフェラー、フォード、カーネギーケロッグと、アメリカの主要財閥が名を連ねているのですから。現在、アメリカと仲が悪い国、中国、ロシア、イギリスなどの指導者が狙い撃ちされていますね。それも納得。アメリカのこの方達に都合の悪い情報がパナマ文書自体に書かれていたとしても、ICIJというフィルタを通して私達は見る事になるため、出てこないですね。

つまり、パナマ文書の出所は、正義の為に出した人がいるのかもしれないが、それを調査選別するICIJがどれだけ公正であるかには、スポンサーの面々を見ると疑問符がつく。実際、最もこういうものを使っているであろうアメリカの強欲な資本家が出てこない段階で、何らかのフィルタがかかっていると見てよいのではないかと思う。現在見た所、アメリカの政敵の国が狙われている感があるので、政略的にこの文書は活用されていると感じる。

5月の完全版の暴露がどの程度の内容かで、どれだけのものか分かるだろうが、この5月と言うのは民主党の大統領候補が決まるかもしれないタイミングなのだ。4月19日にニューヨークの予備選でヒラリーが勝つと、ほぼヒラリーが大統領候補となるのは確実となる。そうでない場合は、サンダースとどちらが勝つか分からない。

パナマ文書は、恐らく、ICIJというフィルタを解して政治的に利用されるだろう。現在、パナマ文書は、アメリカと敵対する国への政治的な攻撃に使われている。イギリスのキャメロン首相は違うと思うかもしれないが、昨今のイギリスは中国が主導するAIIBに入るなど、中国よりの政策を採っていて、アメリカと仲が悪い。サウジアラビアも親米国であったが、同様に親米国だったエジプトのムバラク政権をオバマ政権が見捨てた事から関係が悪化した。このようにアメリカと敵対する政治指導者への政略的な攻撃に使われているのが実態である。多分にアメリカ人の考える正義が反映されていると言ってもよい。

一番沢山いそうなウォール街の連中がいない事が、ICIJが公正とは思えない所以である。5月の企業版に、それが公開されるかどうかで、その公正さが試される事になる。現時点での公開情報にはいささか偏りがあると言わざる終えない。
 

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